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kintone連携Webフォーム「じぶんフォーム」とは?|料金・活用例・注意点を解説

Webフォームからの問い合わせを、毎回手作業でkintoneに転記している…
申込やアンケートの受付情報が、メールやExcelに分散している…
kintone基本機能では、社外向けの入力フォームを用意できない…
―――kintoneを使用する中で、このようなお悩みを感じたことはありませんか?
kintone(キントーン)は、顧客情報や案件情報などの業務データを一元管理できるクラウドツールです。しかし、基本機能だけでは、kintoneのライセンスを持たない社外の相手が入力する「公開Webフォーム」を作成することはできません。
そのため、問い合わせや申込をWebフォームで受け付ける場合、別のフォームサービスで受け付けた内容を担当者がkintoneへ転記する、といった運用になりがちです。
そこで選択肢になるのが「じぶんフォーム」です。
じぶんフォームは、株式会社ソニックガーデンが提供する、kintoneと連携できるWebフォーム作成サービスです。フォームから送信された内容をkintoneアプリへ直接登録できるため、問い合わせ・申込・アンケートなどの受付から、その後の対応管理や集計までをkintone上で一元管理できます。
本記事では、じぶんフォームでできることや対応フィールド、料金、導入前に確認しておきたいポイントについて詳しく解説します。また、「FormBridge」や「Googleフォーム」との違いや、同じじぶんシリーズの「じぶんページ」「じぶんレコード」と組み合わせた活用例についても紹介します。
じぶんフォームが自社の用途に合うか判断したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
なお、kintoneと連携できるWebフォームサービスを一覧で比較したい方は、別コラム「kintone連携Webフォームサービス5選」もあわせてご覧ください。
- kintone基本機能でのフォーム受付とその限界
- kintone基本機能でできること・できないこと
- 基本機能だけで運用したときに起きやすい問題
- 解決策としての「kintone連携Webフォームサービス」
- じぶんフォームとは
- じぶんフォームの概要
- じぶんフォームの基本的な仕組み
- 「じぶんシリーズ」の中での位置づけ
- じぶんフォームでできること
- ①ノーコードでのフォーム作成
- ②kintoneアプリへの自動登録
- ③自動返信メール(サンクスメール)
- ④公開・運用まわりの機能
- ⑤スパム・不正投稿への対策
- フォームから回答者が入力・選択できる主なフィールド
- フォームに配置できる主なkintoneフィールド
- フォームで扱えない・入力できない項目
- より高度な入力制御が必要な場合は他サービスも比較
- じぶんフォーム導入前に確認しておきたいポイント
- ポイント①:kintoneはスタンダードコース以上が必要
- ポイント②:接続用のkintoneユーザーを用意しておく
- ポイント③:kintoneアプリを変更した場合はフォーム側も同期する
- ポイント④:kintoneのセキュリティ設定に応じた連携方法を確認する
- じぶんフォームの料金【2026年10月時点】
- 基本料金
- 他のkintone連携Webフォームとの違い|FormBridge・Googleフォームと比較
- じぶんフォームが向いているケース
- 別サービスも比較したいケース
- じぶんシリーズと組み合わせてできること
- じぶんレコード
- じぶんページ
- じぶんフォームの活用例2選
- 活用例①:修理・サポート依頼の受付と進捗情報の共有
- 活用例➁:セミナー・イベントの申込情報を運営メンバーへ共有
- まとめ
- じぶんシリーズを活用したkintone構築ならルーブピークへ
kintone基本機能でのフォーム受付とその限界
kintone基本機能でできること・できないこと
kintoneは、社内の業務データを蓄積・共有する用途に強いツールです。アプリ単位でデータを管理し、一覧やグラフで状況を把握できます。また、kintoneユーザーであれば、パソコンだけでなくスマートフォンなどからレコードを追加することも可能です。
一方で、kintone基本機能には、不特定多数の相手へ公開できるWebフォームを作成し、その回答をアプリへ直接登録する機能はありません。
そのため、顧客や取引先など「kintoneのライセンスを持たない相手」から問い合わせや申込を受け付ける場合には、別途Webフォームなどを用意する必要があります。
基本機能だけで運用したときに起きやすい問題
社外からの受付をkintone基本機能だけでまかなおうとすると、多くの場合、「メールや既存のWebフォーム、電話などで受け付け、その内容を担当者がkintoneへ入力し直す」という運用になります。
こうした運用では、以下のような問題が起きやすくなります。
氏名や数量の打ち間違い、コピー漏れが発生する(転記ミス)
メール受信箱に埋もれ、対応の要否を判断できない(対応漏れ)
特定の担当者しか受付状況を把握できず、引き継ぎが難しい(属人化)
受付件数や傾向を集計するたびに、エクスポートや加工が必要になる(集計の手間)
もちろん、受付件数が少なければ、この方法でも問題なく運用できるでしょう。しかし、受付件数が増えるほど、こうした問題の影響も大きくなります。
解決策としての「kintone連携Webフォームサービス」
こうした課題を解決する方法の一つが、kintoneと連携できるWebフォームサービスです。
Webフォームから回答された内容を指定したkintoneアプリへ自動登録することで、担当者による転記作業をなくし、受付から対応・集計までをkintone上で管理できるようになります。
また、フォームを入力する側にkintoneのライセンスを付与する必要はありません。
kintone連携Webフォームには、kintoneとの連携を前提に設計されたサービスから、「Googleフォーム」のような汎用フォームサービスを別の仕組みでkintoneへ連携する方法まで、さまざまな選択肢があります。
本記事で紹介する「じぶんフォーム」は、前者にあたるkintone連携専用のWebフォームサービスです。
じぶんフォームとは
じぶんフォームの概要
じぶんフォームは、株式会社ソニックガーデンが提供する、kintoneと連携可能なWebフォーム作成サービスです。
プログラミングの知識がなくてもWebフォームを作成でき、フォームから送信された内容を指定したkintoneアプリへ直接登録できます。
そのため、
お問い合わせフォーム
セミナー・イベントの申込フォーム
見積依頼フォーム
など、社外から受け付けた情報をkintoneで管理したい場面に利用できます。
▼じぶんフォームで作成された「フォーム」のイメージ

サンプルフォーム:https://app.jibun-apps.jp/form/049211a4-2c57-4f3b-9376-d9f71e6d791b/new
じぶんフォームの基本的な仕組み
じぶんフォームでは、主に次の流れでフォームを作成します。
じぶんフォームと、回答を登録したいkintoneアプリを接続する
kintoneアプリに存在するフィールドから、フォームに表示する項目を選択する
項目の並び順や見出し・説明文などを設定する
フォームを公開する
回答が送信されると、接続先のkintoneアプリへレコードが登録される
フォーム上に表示する項目は、接続したkintoneアプリのフィールドから選択します。そのため、フォーム側で一からデータ項目を作成して、その後kintone側と個別にマッピングするといった作業は必要ありません。

ただし、kintoneアプリ側のフィールドを追加・変更した場合は注意が必要です。
kintoneアプリの変更内容は、じぶんフォーム側では自動検知されません。kintoneアプリを更新した場合には、じぶんフォーム側で「kintoneのアプリ設定を同期」を実行する必要があります。
「じぶんシリーズ」の中での位置づけ
じぶんフォームは、株式会社ソニックガーデンが提供するサービス「じぶんシリーズ」の一つです。
じぶんシリーズには、kintoneの情報を社外の相手とやり取りするための連携サービスが複数用意されています。
じぶんフォーム:
社外から情報を入力してもらい、kintoneへ新規登録するじぶんページ:
ログイン型のマイページを用意し、kintoneの情報をユーザーごとに閲覧・編集・コメントしてもらうじぶんレコード:
レコードごとに共有URLを発行し、特定のkintoneレコードを閲覧・編集・コメントしてもらう
このように、「登録」「マイページ」「レコード単位の共有」という役割でサービスが分かれています。
じぶんフォーム単体で問い合わせや申込を受け付けるだけでなく、受付後の情報共有まで行いたい場合には、「じぶんページ」や「じぶんレコード」との組み合わせも選択肢になります。
じぶんフォームでできること
①ノーコードでのフォーム作成
じぶんフォームでは、プログラミングを行わずにWebフォームを作成できます。
接続したkintoneアプリのフィールドから表示したい項目を選択し、ドラッグ&ドロップで並び順を変更できます。また、項目を横並びにしたり、初期値を入力したうえで編集不可にする設定や、見出しや説明文を追加したりすることも可能です。

エンジニアに依頼することなく、担当者自身でフォームを作成・変更しやすい点もメリットです。
なお、フォームの背景色やロゴなどは変更できますが、HTML・CSS・JavaScriptによる独自カスタマイズには対応していません。
②kintoneアプリへの自動登録
じぶんフォームから送信された回答は、接続先として指定したkintoneアプリへレコードとして登録されます。
これにより、Webフォームから受け付けた内容を担当者がkintoneへ転記する必要がなくなり、受付直後からkintoneのレコードとして利用できます。
また、回答者には入力させない項目へあらかじめ決めた値を設定したり、「文字列(1行)」やメールアドレスとして設定された「リンクフィールド」を確認のため2回入力させたりすることも可能です。
③自動返信メール(サンクスメール)
フォームの送信後、回答者へ自動返信メールを送ることもできます。
たとえば、問い合わせたユーザーへ「お問い合わせを受け付けました」と通知したり、イベント申込者へ今後の案内を送ったりすることが可能です。
具体的には、次のような設定に対応しています。
通知先とするメールアドレスを、フォーム内のメールアドレス項目から指定できる
CC・BCCに固定のメールアドレスを指定し、フォームが送信されたことを担当者へ知らせることができる
返信先メールアドレス(reply-To)を設定し、回答者が自動返信メールに返信した際の宛先を指定できる
メール本文はテキスト形式で自由に編集でき、回答者が入力した内容を差し込むこともできる
▼自動返信メールの設定画面

④公開・運用まわりの機能
作成したフォームは、発行されたURLから公開するだけでなく、自社のWebサイトへ埋め込んで利用することもできます。また、背景色やロゴを設定できるため、企業サイトの雰囲気に合わせて一定のデザイン調整を行うことも可能です。
さらに、kintoneへの保存時にAPIエラーなどが発生した場合でも、送信されたフォーム情報はじぶんフォーム側の管理画面へエラーデータとして保存されます。
なお、自社サイトへの埋め込みフォームでは、利用できるフィールドが一部制限されます。添付ファイルやルックアップ、テーブルなどは埋め込みフォームでは利用できないため、必要な入力項目を事前に確認しておきましょう。
⑤スパム・不正投稿への対策
公開Webフォームでは、迷惑投稿や機械的な大量送信への対策も重要です。
じぶんフォームでは、Google reCAPTCHAによる判定や、特定の文字列を含む投稿を拒否するなどの仕組みを利用できます。
不特定多数がアクセスできる問い合わせフォームなどを運用する場合は、フォーム作成時に入力項目だけでなく、こうしたスパム対策についても設定しておきましょう。
※自社サイトへ埋め込むフォームでは、reCAPTCHAは利用できません。
フォームから回答者が入力・選択できる主なフィールド
じぶんフォームは、kintoneアプリのフィールドをもとにWebフォームを作成する仕組みです。
ただし、すべてのkintoneフィールドをフォーム上で入力できるわけではありません。導入後に「使いたかった項目が使えなかった」とならないよう、必要なフィールドが対応しているか事前に確認しておくことが大切です。
フォームに配置できる主なkintoneフィールド
じぶんフォームでは、次のようなフィールドをフォーム上で利用できます。
文字列(1行)/文字列(複数行)
数値
日付/時刻/日時
ラジオボタン
チェックボックス
複数選択
ドロップダウン
リンク
添付ファイル
ルックアップ
テーブル
添付ファイルは複数ファイルをアップロードできますが、1ファイルあたり30MBまでという制限があります。
また、「文字列(1行)」およびメールアドレスとして設定された「リンク」フィールドでは、入力ミスを防ぐための確認用2回入力を設定できます。
フォームで扱えない・入力できない項目
一方、次のようなkintoneフィールドは、フォームの入力項目として利用できません。
ラベル
リッチエディター
計算
ユーザー選択/組織選択/グループ選択
関連レコード一覧
また、グループ・スペース・罫線などもkintoneのフォームレイアウトそのままでは利用できません。
ただし、kintoneのラベルが利用できない場合でも、じぶんフォーム側の「見出し」や「説明文」を利用して、入力者へ案内文や補足を表示できます。
より高度な入力制御が必要な場合は他サービスも比較
じぶんフォームは、比較的シンプルなWebフォームを素早くkintoneへ連携する用途に向いています。
一方で、入力内容に応じてフォームの表示項目を細かく切り替えたり、複数ページをまたいで入力させたりといったステップフォームの設計が必要な場合には、別サービスも含めた比較が必要です。また、kintoneの計算フィールドをフォーム上でリアルタイムに計算・表示することもできません。
このあたりは、後ほど紹介するFormBridgeとの大きな違いの一つです。
じぶんフォーム導入前に確認しておきたいポイント
じぶんフォームは、kintoneと連携したWebフォームを手軽に構築できるサービスです。一方で、kintone APIを利用して連携する仕組みのため、導入前にkintone側の契約コースやセキュリティ設定などを確認しておくと、よりスムーズに運用を始められます。
ここでは、じぶんフォームを導入する前に押さえておきたいポイントを4つ紹介します。
ポイント①:kintoneはスタンダードコース以上が必要
じぶんフォームは、kintone APIを利用してフォームから送信された情報をkintoneへ登録します。そのため、利用にはkintoneスタンダードコース以上の契約が必要です。
すでにkintoneスタンダードコース以上を利用している場合は、その環境をそのまま活用してじぶんフォームとの連携を始められます。
ライトコースを利用している場合は、じぶんフォームの導入とあわせてkintoneの契約コースを確認しておきましょう。
ポイント②:接続用のkintoneユーザーを用意しておく
じぶんシリーズとkintoneを接続する際は、接続専用のkintoneユーザーを用意することが公式から推奨されています。
じぶんフォーム経由で行われたレコード操作は、kintoneの監査ログ上では「接続に利用しているkintoneユーザーによる操作」として記録されます。そのため、普段業務で使用している個人ユーザーとは分けて、じぶんシリーズ専用のユーザーを用意しておくことで、フォーム経由の操作を判別しやすくなります。
運用開始時に専用ユーザーを準備しておけば、後から監査ログを確認する際にも管理しやすいでしょう。
ポイント③:kintoneアプリを変更した場合はフォーム側も同期する
じぶんフォームは、接続したkintoneアプリのフィールドをもとにフォームを作成できます。
ただし、運用開始後にkintoneアプリ側でフィールドを追加・削除・変更した場合、その変更内容がじぶんフォームへ自動的に反映されるわけではありません。この場合は、じぶんフォームの管理画面から「kintoneのアプリ設定を同期」を実行することで、最新のアプリ設定を反映できます。
操作自体は難しくありませんが、kintoneアプリを変更する機会が多い場合は、「kintoneアプリを変更したら、じぶんフォーム側でも同期する」というルールを決めておくと、フォームを安定して運用しやすくなります。
ポイント④:kintoneのセキュリティ設定に応じた連携方法を確認する
kintone側でIPアドレス制限などのセキュリティ設定を利用している場合も、じぶんフォームと連携する方法が用意されています。
たとえば、IPアドレス制限を設定している環境では、「IPアドレス制限対応オプション」を利用することで、じぶんフォームからの接続元IPアドレスを固定できます。そのIPアドレスをkintone側の許可対象へ追加することで、IPアドレス制限を利用した環境でもじぶんフォームとの連携が可能です。
※オプション料金は月額5,500円(税込)です。
また、セキュアアクセスや接続ユーザーの2要素認証など、利用しているセキュリティ設定によって確認が必要な項目もあります。
自社でアクセス制御を設定している場合は、無料トライアルを利用し、現在のkintone環境で必要な設定を確認しておくと安心です。
じぶんフォームの料金【2026年10月時点】
基本料金
じぶんフォームの基本料金は、月額5,500円(税込)です。この料金には月間のフォーム投稿数1,000件までが含まれており、作成できるフォーム数に制限はありません。また、初期費用もかかりません。
投稿数が1,000件を超える場合は、次の追加料金が発生します。
なお、kintone側でIPアドレス制限を設定している場合は、別途「IPアドレス制限対応オプション(月額5,500円・税込)」が必要です。
30日間の無料お試しも用意されています。
月間のフォーム投稿数やIPアドレス制限の利用状況によって料金が変わるため、導入前に自社の想定投稿数と必要なオプションを確認しておきましょう。
他のkintone連携Webフォームとの違い|FormBridge・Googleフォームと比較
ここまで、じぶんフォームの機能や料金、導入前に確認しておきたいポイントを見てきました。それでは、ほかのWebフォームと比較した場合、どのような違いがあるのでしょうか。
ここでは、同じくkintoneとの連携を前提に作られている「FormBridge(フォームブリッジ)」と、汎用Webフォームとして広く利用されている「Googleフォーム」を比較します。
FormBridgeは、ライトコースが月額7,700円(税込)から利用できますが、自動返信メールや条件分岐、ステップフォームなどを利用する場合は上位コースが必要です。また、「kViewerルックアップ」を利用する場合は、プレミアムコース以上に加えて、別途kViewerの契約が必要となります。
そのため、シンプルな問い合わせ・申込フォームであれば、月額5,500円(税込)から利用できるじぶんフォームのほうが、費用を抑えて導入しやすいケースがあります。
また、Googleフォームは手軽にフォームを作成できますが、kintoneへ直接登録するには、GASやiPaaSなどを別途用意する必要があります。
こうした点を踏まえると、シンプルなWebフォームをkintoneと連携したい場合は、じぶんフォームが有力な選択肢となります。
▼関連コラム
じぶんフォームが向いているケース
じぶんフォームは、問い合わせ・申込・アンケートなど、比較的シンプルなWebフォームをkintoneと連携したい場合に向いています。特に、1画面で完結するフォームで問題なく、複雑な条件分岐やJavaScriptによるカスタマイズを必要としない場合は、月額5,500円(税込)から始められる点がメリットです。
また、作成できるフォーム数に制限がないため、部署・イベント・サービスごとに複数のフォームを作成したい場合にも利用しやすいでしょう。
月間の投稿数が1,000件以内で、できるだけ費用を抑えながらkintone連携フォームを導入したいケースでは、有力な選択肢となります。
別サービスも比較したいケース
一方で、フォームへ高度な入力制御が必要な場合は、じぶんフォームだけに絞らず、FormBridgeなどと比較することをおすすめします。
たとえば、回答内容に応じて表示する項目を細かく変更したい場合や、複数ページに分けて段階的に入力してもらいたい場合、フォームのデザイン・挙動を独自にカスタマイズしたい場合などです。また、大規模キャンペーンなど、短時間に大量のアクセスが集中することが想定される場合も、kintone APIの同時アクセス数制限を含めて構成を検討する必要があります。
じぶんフォームは、kintone連携フォームを手軽に作成し、じぶんシリーズと組み合わせて運用を広げられる点に特徴があります。一方で、FormBridgeをはじめとする他サービスにも、それぞれ対応できる機能や得意とする用途があります。
そのため、フォーム単体の機能だけで比較するのではなく、必要な入力制御、デザイン、セキュリティ、想定するアクセス数、受付後にkintoneで行う業務まで整理したうえで、自社の運用に合ったサービスを選びましょう。
じぶんシリーズと組み合わせてできること
じぶんフォームは単体でも利用できますが、同じ「じぶんシリーズ」の製品を組み合わせることで、フォームから情報を受け付けた後のやり取りまでkintoneを活用できます。
じぶんレコード
じぶんレコードは、kintoneのレコード1件ごとに固有の共有URLを発行し、外部の相手へ公開できるサービスです。
共有された相手はkintoneアカウントを持っていなくても、URLからレコードを閲覧できます。また、設定に応じて編集・コメントが可能です。
じぶんフォームとの相性もよく、フォームからkintoneへレコードが登録された後、そのレコードに対してじぶんレコードのURLを自動発行し、URLを記載したメールを回答者へ送信できます。
これにより、送信後も回答者に情報を確認・修正してもらう仕組みを作ることができます。
じぶんページ
じぶんページは、kintoneと連携したログイン型のマイページを作成できるサービスです。
kintoneのライセンスを持たないユーザーであっても、じぶんページへログインすることで、ユーザーごとに用意されたマイページから、kintoneのレコードを閲覧できます。
たとえば、下図のようにマイページを通じて、kintoneのレコードが表示された一覧を公開することができます。また、設定に応じてレコードの新規作成・編集・削除やコメントを許可することも可能です。
▼ログイン画面

▼ログイン画面 > マイページ

▼ログイン画面 > マイページ > 見積情報

また、kintoneアプリに「担当者メールアドレス」というフィールドがある場合、ログインしているじぶんページユーザーのメールアドレスと照合し、一致するレコードだけを表示するといった設定が可能です。
そのため、たとえばセミナーやイベントの運営では、[じぶんフォームで申込受付 → kintoneで参加者情報を管理 → じぶんページで社内担当者や外部委託先へ必要な情報を共有]といった構成を作ることができます。
外部委託先ごとに表示するレコードを分ければ、kintoneのライセンスを付与せずに、それぞれの担当範囲に必要な情報だけを確認してもらうことも可能です。
ただし、じぶんレコードのように、フォームへの回答を起点としてレコード固有の共有URLを発行するサービスではありません。じぶんページを利用する場合は、利用するユーザーを招待したうえで、「誰に、どのレコードを表示するか」をあらかじめ設計しておく必要があります。
じぶんフォームの活用例2選
ここまで、じぶんフォーム単体でできることに加え、「じぶんレコード」「じぶんページ」と組み合わせた仕組みについて紹介しました。
ここからは、実際の業務をイメージしやすいように、じぶんフォームを活用した具体例を2つ紹介します。
活用例①:修理・サポート依頼の受付と進捗情報の共有
1つ目は、修理やサポートの依頼受付に「じぶんフォーム」を利用し、受付後の進捗確認や顧客とのやり取りに「じぶんレコード」を活用する方法です。

顧客がじぶんフォームから製品情報や問い合わせ内容を送信すると、その内容がkintoneへ自動登録されます。さらに、じぶんレコードと組み合わせることで、登録されたレコードごとに共有URLを発行し、顧客へ案内できます。顧客はkintoneのアカウントを持っていなくても、共有URLから自分の依頼内容を確認できます。
たとえば、kintone側で「受付済み」「確認中」「対応中」「完了」といったステータスを更新し、その進捗を顧客へ共有できます。また、設定に応じて、顧客からコメントを送信したり、修理に必要なファイルを添付したりすることも可能です。
これにより、[じぶんフォームで依頼受付 → kintoneへ自動登録 → じぶんレコードで進捗共有・追加情報のやり取り]という一連の業務フローを構築できます。
受付後も同じkintoneレコードを使って顧客と情報共有できるため、依頼受付から対応完了までの情報をkintoneを中心に管理できます。
活用例➁:セミナー・イベントの申込情報を運営メンバーへ共有
2つ目は、セミナーやイベントの申込受付を「じぶんフォーム」で行い、申込情報を「じぶんページ」で運営メンバーへ共有する方法です。

参加者がじぶんフォームから氏名やメールアドレス、参加希望日などを入力すると、その内容がkintoneへ自動登録されます。登録された参加者情報は、じぶんページを通じて、イベント運営会社や受付を担当する外部委託先などにも共有できます。
たとえば、イベント当日の受付を外部企業へ委託している場合、参加者一覧をExcelで書き出してメール送付する必要はありません。外部担当者がじぶんページへログインすることで、最新の申込状況を確認できます。
申込の追加やキャンセルがあった場合も、kintoneの情報が更新されれば、じぶんページから最新情報を確認できます。参加者一覧を作り直して再送する手間を減らせる点がメリットです。
これにより、[じぶんフォームで申込受付 → kintoneで参加者情報を管理 → じぶんページで運営メンバーへ共有]という流れを構築できます。
セミナーやイベントのように、複数の企業・担当者で申込情報を確認する業務では、kintoneのライセンスを持たない外部メンバーとの情報共有にも活用できます。
なお、Lubepeak株式会社では、じぶんフォーム・じぶんページ・じぶんレコードを組み合わせた実際のkintone構築事例も公開しています。じぶんシリーズを実際の業務でどのように活用できるのか知りたい方は、ぜひあわせてご覧ください。
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kintone×請求管理システムの導入事例|じぶんシリーズの連携で音楽教室の管理基盤を2週間で構築
まとめ
じぶんフォームは、kintoneと連携したWebフォームをノーコードで作成し、問い合わせや申込、アンケートなどの回答内容をkintoneへ直接登録できるサービスです。
kintoneのライセンスを持たない相手から情報を受け付けたい場合や、Webフォームの回答を担当者がkintoneへ転記する手間を減らしたい場合に向いています。また、「じぶんページ」や「じぶんレコード」と組み合わせることで、フォームで情報を受け付けた後の確認や更新、継続的な情報共有までkintoneを中心に管理できます。
一方で、対応していないフィールドや利用できない入力制御もあるため、必要な項目やフォームの動作がじぶんフォームで実現できるか、導入前に確認しておきましょう。
じぶんフォームには30日間の無料お試しも用意されています。まずは実際のkintoneアプリと接続し、自社の運用に合うか確認してみてはいかがでしょうか。
じぶんシリーズを活用したkintone構築ならルーブピークへ
Lubepeak株式会社では、kintoneの導入支援から、じぶんシリーズを活用した業務システムの構築まで対応しています。
「Webフォームから受け付けた情報をkintoneで一元管理したい」「受付後の情報共有まで含めて仕組みを作りたい」といったご要望に合わせて、じぶんフォーム・じぶんページ・じぶんレコードなどを組み合わせた構成をご提案します。
じぶんシリーズを活用したkintone構築をご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
Lubepeak株式会社 代表
平井 将吾

~ 経歴 ~
2021年
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社へ新卒入社2022年~2025年
官公庁において、「kintone」の導入で「自治体DX」を多数支援2025年10月~
Lubepeak株式会社を設立。
中小企業のお客様を対象に「kintone」の導入支援を行い、要件整理から運用定着まで一貫支援2026年1月
Lubepeak株式会社が「サイボウズコンサルティングパートナー」に認定2026年6月
Lubepeak株式会社が「サイボウズプロダクトパートナー」に認定2026年10月
kintone連携チャットツール「ChatCrew」をリリース

サイト運営者
kintone定額開発サービス
当社では、kintone開発を定額制で行うサービスを提供しています。
サービスの詳細はこちら
顧客の業務改善に向き合える場所
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