投稿日:2026年6月25日
更新日:2026年6月29日
kintone連携Webフォームサービス5選|用途別のおすすめサービスと選び方を比較

Webフォームからの問い合わせを、毎回手作業でkintoneに転記している…
申込やアンケートの受付情報を、メールやExcelで管理している…
社外から収集した情報も含めて、kintoneで一元管理したい…
――kintoneを使用する中で、このようなお悩みを感じたことはありませんか?
kintone(キントーン)は、顧客管理や案件管理などの業務データを一元管理できる便利なツールです。
しかし、基本機能では外部に公開できる入力フォームを作成することができず、ライセンスを持たないユーザーがアプリへレコードを登録することはできません。
その結果、Webフォームやメールで受け付けた内容を手作業で転記する必要があり、「転記ミス」や「対応漏れ」といった問題が発生しやすくなります。特に受付件数の多い現場では、業務の属人化や対応遅れの原因になりがちです。
こうした課題は、kintoneと連携できる「Webフォームサービス」を活用することで解決できます。
Webフォームで受け付けた内容をkintoneのアプリへ自動登録することで転記作業を不要にし、受付から対応管理・集計までをkintone上で一元化できます。
そこで本記事では、kintoneと連携できる代表的なWebフォームサービス5選を比較し、それぞれの特徴や向いているケースを解説します。あわせて、既存フォームの通知メールを活用してkintoneへ連携する方法も紹介していきます。
自社に合ったWebフォームサービスを選びたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
- FormBridge(フォームブリッジ)
- 主な特長
- 向いているケース
- じぶんフォーム
- 主な特長
- 向いているケース
- 導入事例
- Bokフォーム(Bridge over for kintoneフォーム)
- 主な特長
- 向いているケース
- formrun(フォームラン)
- 主な特長
- kintoneとの連携方法
- 向いているケース
- Googleフォーム
- 主な特長
- kintoneとの連携方法
- 向いているケース
- サービス比較表
- 用途別おすすめサービス
- 既存のWebフォームを利用したい場合
- DataSyncer メール to kintone(データシンカー)
- 主な特長
- 料金プラン
- 向いているケース
- 導入時の5つの注意点
- 注意点①:料金体系を確認する
- 注意点②:セキュリティ要件を確認する
- 注意点③:kintoneアプリ側の設計を整える
- 注意点④:自動返信メールの到達性に配慮する
- 注意点⑤:運用体制を決めておく
- まとめ
- Webフォームとkintoneの連携はルーブピークへ
FormBridge(フォームブリッジ)
FormBridgeは、トヨクモ株式会社が提供するkintone連携に特化したWebフォーム作成サービスです。

プログラミング不要の「ノーコード」でWebフォームを作成でき、フォームの回答内容を指定したkintoneアプリへ直接登録できます。
kintoneを中心とした業務運用を行う企業にとって、導入しやすいWebフォームサービスのひとつです。
▼FormBridge設定画面の例

主な特長
FormBridgeには、kintoneと連携したフォーム運用を行うための機能がそろっています。主な特長は以下の通りです。
kintoneアプリのフィールドを選択して配置するだけでフォームを作成できる
サブテーブルへの登録やマスタ参照入力にも対応している
回答者認証や自動返信メールなどの機能を利用できる
同社の他製品と組み合わせることで通知や帳票出力まで自動化できる
料金は「ライト(月額7,000円)」から「エンタープライズ(月額50,000円)」までの5プランが用意されています(※2026年6月時点・税抜)。
条件分岐や自動返信メールなどの主要機能は、スタンダード以上のプランで利用できます。
向いているケース
FormBridgeは、kintoneを中心に受付情報を管理したい場合に向いています。特に、以下のようなケースでは有力な選択肢になります。
kintoneを中心に業務運用しており、フォームの受付から対応管理までを一元化したい場合
ノーコードで短期間にフォームを構築したい場合
非エンジニア主体でフォームの作成・修正・運用を行いたい場合
▼「FormBridge」に関する記事はこちら

▼ FormBridge公開前チェックリストのダウンロードはこちらから

じぶんフォーム
じぶんフォームは、株式会社ソニックガーデンが提供する、kintoneと連携可能なWebフォーム作成サービスです。
kintoneアプリの項目からフォームに表示したい項目を選ぶだけでフォームを作成でき、シンプルな問い合わせ・申込フォームの公開に向いています。
▼じぶんフォーム設定画面の例

また、じぶんシリーズの「じぶんレコード」や「じぶんページ」などと簡単に連携することができ、フォーム経由の回答に加え「個別ページの作成」や「レコードの外部共有」などを実現できます。
主な特長
じぶんフォームは、シンプルなフォーム運用を始めやすい点が特長です。主な機能や料金面のポイントは以下の通りです。
kintoneと接続するだけでフォームを作成できる
同社の「じぶんシリーズ」との組み合わせで登録されたデータの公開や利用者自身による情報更新まで含めた仕組みを構築できる
自動返信メールや見出し・説明文の追加など、フォーム運用に必要な基本機能を利用できる
月額5,500円(税込)で利用でき、フォーム数の制限なく運用できる(※2026年6月時点。月間のフォーム投稿数が1,000件を超える場合は追加料金が発生)
kintone側にIPアドレス制限を設定している場合は、別途「IPアドレス制限対応オプション(月額5,500円)」の契約が必要です。
向いているケース
じぶんフォームは、高度な条件分岐や複雑なフォーム制御よりも、まずは手軽に受付フォームを公開したい場合に向いています。
問い合わせや申込など、小規模なフォーム運用から始めたい場合
複雑な条件分岐は不要で、シンプルな受付業務を効率化したい場合
導入事例
ここでは、じぶんフォームを含む複数サービスを活用した導入事例をご紹介します。
▼お客様名
株式会社TopKnock様
▼利用サービス
じぶんフォーム、じぶんページ、じぶんレコード、gusuku Customine
▼利用場面
じぶんシリーズを活用して、受講申込や各種申請情報を講師や受講者から直接収集できる仕組みを構築しました。
入力された情報は自動でkintoneへ登録されるため、これまでメールやExcelで管理していた受付業務を一元化できます。また、収集した情報をもとに個別ページの作成やレコード共有も行えるようになりました。
この仕組みの導入により、以下のような効果が得られています。
申込情報の転記作業が不要になり、受付業務の工数を削減できた
入力内容がそのままkintoneへ登録されるため、転記ミスや対応漏れを防止できた
受講者や講師との情報共有を効率化できた
▼事例の詳細はこちら

Bokフォーム(Bridge over for kintoneフォーム)
Bokフォームは、株式会社両備システムズが提供するkintone連携Webフォームサービスです。

インターネット環境だけでなく、LGWAN (総合行政ネットワーク。地方公共団体を相互に接続する行政専用のネットワーク) 環境下でも、Webフォームの作成・公開ができる点が特長です。
※LGWANの利用には、「R-Cloud proxy for kintone」の契約が必要です。
主な特長
Bokフォームは、自治体や公共団体など、セキュリティ要件の高い環境でkintone連携フォームを利用したい場合に適しています。主な特長は以下の通りです。
kintoneプラグイン形式で配布されており、フォームの作成から公開・管理までkintone上で完結する。
LGWAN環境からフォームの作成や回答、データ閲覧を行える。
ID/パスワード認証によるフォーム公開にも対応している。
向いているケース
BOKフォームは、一般企業向けの問い合わせフォームというよりも、LGWAN環境や高いセキュリティ要件がある業務に向いています。
LGWAN環境でkintoneを運用している(自治体)
住民や事業者からの申請受付をデジタル化したい場合
高いセキュリティ要件が求められる場合
▼参考動画
formrun(フォームラン)
formrunは、株式会社ベーシックが提供するフォーム作成と問い合わせ管理を一体化したサービスです。

テンプレートを利用してフォームを作成できるほか、受け付けた問い合わせを「未対応」「対応中」「対応完了」などのステータスで管理できます。
主な特長
formrunは、フォーム作成だけでなく、問い合わせ対応そのものをチームで管理しやすい点が特長です。主な機能は以下の通りです。
問い合わせごとに担当者を設定し、対応状況をチームで共有できる
回答者ごとのやり取りの履歴を管理でき、問い合わせ対応を一元化できる
ISMS認証やプライバシーマークを取得している
料金は、「FREE(0円)」「BEGINNER(月額3,880円)」「STARTER(月額12,980円)」「PROFESSIONAL(月額25,800円)」の4プランです(※2026年6月時点)。
kintoneとの連携方法
これまでの2サービスと異なり、formrunはkintone専用サービスではありません。kintoneとの連携については、2つの方法から選択する方式です。
方法①:kintone連携オプション(formrun提供)
フォームごとにkintoneアプリと連携し、回答データを自動で登録できます。既存レコードの更新にも対応しており、料金は1フォームあたり月額980円(税抜)です。
方法②:iPaaS・API連携
ZapierやMakeなどのiPaaSサービスやAPIを利用することで、より柔軟な連携を構築できます。
向いているケース
複数人で問い合わせ対応を行っている場合
資料請求やセミナー申込など、リード獲得から対応管理まで行いたい場合
Googleフォーム
Googleフォームは、Googleが提供するフォーム作成サービスです。
Googleアカウントがあれば利用可能で、アンケートや簡単な申込フォームを作成できます。
主な特長
Googleフォームは、コストを抑えてフォーム運用を始めやすい点が特長です。主なポイントは以下の通りです。
無料で利用でき、回答をGoogleスプレッドシートへ蓄積できる
スプレッドシートなど、Googleの他サービスとの連携が容易
kintoneとの連携方法
Googleフォームについてもformrunと同様に、Googleフォーム単体ではkintoneへ回答を登録できず、連携には別途仕組みが必要です。
また、マスタ参照や高度なフォーム制御など、業務利用で求められる要件には対応できない場合があります。
方法①:Google Apps Script(GAS)
フォーム送信をトリガーに、kintoneのREST APIを呼び出してレコードを登録する方法です。
方法②:iPaaSサービス
ZapierやMake、Yoomなどを利用してGoogleフォームとkintoneを連携する方法です。
方法③:API連携(個別開発)
高度なプログラミングの知識が必要となりますが、Googleフォームの回答をAPIを通して取得し、さらにkintoneのAPIを通して登録するプログラムを作成する方法です。
向いているケース
Googleフォームは、まず低コストでフォーム運用を試したい場合に向いています。
GASやiPaaSを活用した簡易的な連携で十分な場合
フォーム運用の流れを試したい場合
コストを最優先したい場合
Googleフォームや既存フォームからFormBridgeへ移行する際は、kintone連携だけでなく、自動返信・入力チェック・条件分岐・サンクスページ・スマホ表示など、事前に確認しておくべき項目があります。
公開後の手戻りを防ぐため、まずはチェックリストで必要な項目をご確認ください。
サービス比較表
5つのサービスの主な機能を比較すると、以下のようになります。
用途別おすすめサービス
ここまで紹介したサービスには、それぞれ異なる特長があります。自社の用途や運用体制に応じて選択することが重要です。
kintoneを中心にフォーム運用を行いたい場合 → FormBridge
ルックアップやサブテーブルへの登録、認証付き公開など、kintoneとの連携を前提とした機能を利用できます。フォームの回答をそのまま業務データとして活用したい場合に向いています。
シンプルな受付フォームを導入したい場合 → じぶんフォーム
問い合わせフォームや申込フォームなどを比較的低コストで運用できます。まずはシンプルなフォーム運用から始めたい場合に適しています。
問い合わせ対応を効率化したい場合 → formrun
フォーム作成だけでなく、問い合わせ対応の進捗管理まで行える点が特長です。複数人で問い合わせ対応を行うケースに向いています。
自治体・LGWAN環境で利用したい場合 → BOKフォーム
LGWAN環境でのフォーム作成・公開に対応しています。自治体や公共団体など、高いセキュリティ要件が求められる場合の選択肢のひとつです。
コストを抑えてフォーム運用を試したい場合 → Googleフォーム
無料で利用できるため、フォーム運用の流れを確認したい場合や、小規模な運用から始めたい場合に向いています。ただし、kintoneとの連携には別途設定や開発が必要となる点に注意が必要です。
既存のWebフォームを利用したい場合
DataSyncer メール to kintone(データシンカー)
ここまで紹介したサービスは、いずれも新しく「kintone連携フォーム」を導入することを前提としたものでした。しかし、実際の現場では、「すでに使っているWebフォームをそのまま活かしたい」というケースも少なくありません。
このような場合に向いているのが、クラフテクス株式会社が提供するプラグイン「DataSyncer メール to kintone」 です。

DataSyncer メール to kintoneは、フォーム自体を作成するサービスではなく、フォームやシステムから送信される「通知メール」を解析して、kintoneアプリへ自動登録するサービスです。
主な特長
DataSyncer メール to kintoneには、既存のフォームやシステムを変更せずにkintone連携を実現するための仕組みがそろっています。
主な特長は以下の通りです。
発行された専用アドレスにメールを送信(または転送)するだけで、kintoneアプリへ自動登録できる
メールの題名や本文から「会社名」「氏名」「問い合わせ内容」「発注番号」などの必要項目を抽出し、各フィールドへ登録できる
受信用のメールサーバーを用意する必要がなく、処理はすべてクラウド上で完結する
オプションで、添付されたPDFファイル内の情報(請求番号・請求金額など)を抽出してフィールドへ登録できる
料金プラン
DataSyncer メール to kintone の料金は、初期費用と年間利用料で構成されています。
初期費用は100,000円ですが、その他のDataSyncer for kintoneシリーズをすでに導入済みの場合は無料になります。すでにシリーズ製品をお使いの方は、追加コストを抑えて導入できる点が魅力です。
年間利用料は120,000円で、1メールアドレスに対応します。添付ファイルの登録数、メール本文の解析設定数、kintoneのライセンス数はいずれも無制限となっており、運用規模を気にせず利用できます。処理制限は100通/1時間、5GB/月間です。
なお、kintoneワイドコースを利用している場合は、別途問い合わせが必要です。
さらにオプションとして、添付されたPDFファイルの内容を解析する「添付PDFファイル内容解析オプション」を年間利用料50,000円で追加できます。メールに添付されたPDFのデータも取り込みたい場合に便利です。
向いているケース
DataSyncer メール to kintoneは、フォームを新規に作り直すのではなく、いまの仕組みを変えずにkintoneへ情報を集約したい場合に向いています。
フォームメーラーなど、既存のWebフォームをそのまま使い続けながらkintoneに連携したい場合
不動産ポータルサイトやECサイト、各種申込サイトからの通知メールをkintoneへ自動登録したい場合
商談・サポートメールやアラートメールなど、メールベースの情報をkintone上で一元管理したい場合
Lubepeakは、データシンカーのSIパートナーです。既存のWebフォームをそのまま活用したkintoneの開発をご検討している方は、ぜひご相談ください。
導入時の5つの注意点
最後に、kintone連携Webフォームを導入する際に確認しておきたいポイントを5つご紹介します。
注意点①:料金体系を確認する
「フォーム数」「月間の回答数」「連携アプリ数」などによって料金が変動するサービスがあります。
現在の利用状況だけでなく、将来的な利用規模も踏まえて比較することが大切です。
注意点②:セキュリティ要件を確認する
kintone側にIPアドレス制限を設定している場合、サービスによっては追加オプションが必要になることがあります。
また、回答者認証やスパム対策、各種認証の取得状況なども、取り扱う情報に応じて確認しておきましょう。
注意点③:kintoneアプリ側の設計を整える
Webフォームは、回答先となるkintoneアプリとあわせて設計することが重要です。
フィールドの型や必須項目、サブテーブルや添付ファイルへの対応状況などを事前に確認しておきましょう。
注意点④:自動返信メールの到達性に配慮する
自動返信メールを利用する場合は、送信元アドレスやメール配信の仕様を確認しておくことが重要です。
サービスによっては独自ドメインの利用可否や設定方法が異なるため、運用要件に合っているか確認しておきましょう。
注意点⑤:運用体制を決めておく
フォームは公開後も、項目の追加や修正などのメンテナンスが発生します。
誰が管理するのか、どのように運用するのかを事前に整理し、自社の運用体制に合ったサービスを選ぶことが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
kintoneと連携できるWebフォームには、「FormBridge」や「じぶんフォーム」のようなkintone連携を前提としたサービスから、「Googleフォーム」のような汎用的なフォームサービスまで、さまざまな選択肢があります。
それぞれ、機能や料金、連携方法、対応環境などに違いがあるため、自社の業務内容や運用体制に合わせて選定することが重要です。
特に、フォームで受け付けた情報をkintone上で継続的に活用していく場合は、フォーム作成のしやすさだけでなく、運用や保守のしやすさも含めて検討するとよいでしょう。
ぜひ本記事を参考に、自社に合ったWebフォームサービスの選定にお役立てください。
Webフォームとkintoneの連携はルーブピークへ
Webフォームとkintoneを連携することで、問い合わせや申込、アンケートなどで収集した情報を自動でkintoneへ集約し、受付から対応管理までを効率化できます。
ただし、実際の運用ではフォーム設計やkintoneアプリとの連携、通知設定などを業務に合わせて設計することが重要です。
定額開発サービス「KYOSOU」では、kintoneの導入・活用支援に加え、FormBridgeをはじめとしたWebフォーム連携の設計・構築もサポートしています。
「フォームの回答をkintoneへ自動登録したい」「受付後の業務まで含めて効率化したい」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
Lubepeak株式会社 代表
平井 将吾

~ 経歴 ~
2021年
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社へ新卒入社2022年~2025年
官公庁において、「kintone」の導入で「自治体DX」を多数支援2025年10月~
Lubepeak株式会社を設立。
中小企業のお客様を対象に「kintone」の導入支援を行い、要件整理から運用定着まで一貫支援
<主なサービス>
・ kintone定額開発サービス 「KYOSOU」
・ kintoneプラグイン提供サービス 「Plugin to Peak」2026年1月
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