投稿日:2025年11月21日
更新日:2026年3月12日
FormBridge(フォームブリッジ)とは?|kintoneのライセンスなしでデータ登録する方法

外部からの「問い合わせ」や「申込」をkintoneへ直接取り込みたい
kintoneのライセンスを配布していない取引先担当者にもアプリへレコードを追加させたい
―――kintoneを活用する中で、こんな要望はないでしょうか。
業務改善ツールとして高い人気を持つ「kintone(キントーン)」は、顧客管理・案件管理・売上管理など、さまざまな業務データをひとつのプラットフォームでまとめて扱える点が大きな魅力です。
一方で、標準のkintoneは “ライセンスを付与されたユーザーが操作すること” を前提に機能が提供されています。
そのため、現場でよく聞く悩みが、「ライセンスを渡さずに、アプリへレコードを登録してほしい」というものです。利用頻度の低い人や社外の人にまでライセンスを配布すると、どうしてもランニングコストが増えてたり、セキュリティ面での懸念が生じる場合があります。
kintoneでこのような「ノンライセンスでもkintoneへの入力をできるようにしたい」という要望を叶えるプラグインが「FormBridge(フォームブリッジ)」です。

FormBridgeは、トヨクモ株式会社が提供するkintone連携Webフォーム作成ツールで、「問い合わせフォーム」や「アンケートフォーム」をノーコードで作ることができ、これらWebフォームの回答先をkintoneの指定したアプリへ連携することができます。
本記事では、FormBridgeの活用例・料金・オススメ機能などを交えて、FormBridgeの魅力をわかりやすく解説していきます!
FormBridge(フォームブリッジ)とは?
FormBridgeの概要
FormBridgeは、kintoneと連携可能なWebフォームを「ノーコード」で作成できるプラグインです。プログラミングが不要で、誰でも直感的にWebフォームを作成でき、Webフォームに必要な機能が一通りそろっています。
また、「ユーザーページ」のような個別ページも作成できるため、同じ人が複数のWebフォームを継続的に回答するようなケースにも対応できる仕組みを備えています。

Googleフォームでは不十分なのか?
Googleフォームについても、誰でも簡単に作成できるWebフォーム作成ツールのひとつです。しかし、Googleフォーム単体で実現できる内容には限りがあります。
例えば、「自動返信メール」「入力チェック」「条件分岐」などのWebフォームでよくある機能を実装する場合には、GAS(Google Apps Script)による個別開発などが必要となります。また、kintoneへ回答結果を自動連携するにあたっても、iPaaSによる連携や個別開発が必要です。
こうした制約は、Webフォームの利用数やkintoneアプリの変更が増えると重荷となります。そのため、kintoneへ複数のWebフォームを連携していく構想がある場合には「FormBridge」の活用がおすすめです。
▼FormBridgeで作成したWebフォームの「条件分岐」のイメージ


FormBridgeの活用例2選
FormBridgeは、外部顧客向けフォームから社内業務の申請フォームまで幅広く対応できます。本章では、FormBridge活用例を2つご紹介します。

具体的には、以下のような活用が可能です。
お問い合わせフォーム
Webサイト訪問者からの問い合わせを受け付け
日報フォーム
外注作業員が提出する日報を管理
それぞれについて、詳しく解説していきます。
活用例➀:お問い合わせフォーム
自社のホームページに設置した「お問い合わせフォーム」からの問合せ情報を直接kintoneに登録したい
―――このような要望もFormBridgeがあれば実現できます。
FormBridgeでは、別のサイトにWebフォームを埋め込むためのiframeコードを自動で生成することができるため、ご利用のホームページにFormBridgeを埋め込むことも難しくありません。
こうすることで、kintoneユーザーであれば全員が問い合わせ内容や対応状況をすぐに確認することができ、対応スピードの向上が見込まれます。また、これまで別のWebフォームの回答結果をkintoneへ転記していた場合には、そのような手間がなくなります。
▼「お問い合わせフォーム」の設定画面例
「フォームのデザイン画面」では、下図のように左側にkintoneアプリのフィールド一覧、右側にはWebフォームの項目配置ゾーンが表示されます。

右上の[プレビュー]ボタンをクリックして実際の回答画面をプレビュー表示することが可能なため、設定作業も非常に進めやすい設計となっています。

活用例➁:日報フォーム(回答者の認証あり)
kintoneのライセンスを配布せずに、多数の外注作業員が日々の作業報告を「日報」として登録できる仕組みを作りたい。また、作業員が回答するにあたって「認証機能」を設けたい。
―――このような要望もFormBridgeがあれば実現できます。
FormBridgeには「Toyokumo kintoneApp認証」という機能があり、FormBridgeで作成したフォームや、kViewerのビューに対してメールアドレス認証によるアクセス制限を設定できます。
この仕組みを活用することで、日報フォームを特定の外注作業員だけに公開でき、対象者のみが日報を登録できるようにするセキュリティ対策も行うことができます。

FormBridgeの料金プラン(2025年12月時点)
5つの料金プラン
FormBridgeには5つのプランが用意されており、要件に応じて最適なプランを選択する必要があります。
下記の参考ページに「コース別の機能比較表」が掲載されているため、詳細を確認できます。
\ kintoneのプロが対応 /
FormBridgeのおすすめ機能4選
FormBridgeには、Webフォームに関する便利な機能が多くありますが、その中でもおすすめな機能を4つご紹介します。
<おすすめ機能4選>
条件分岐
自動返信メール
ルックアップ
PDF書類の自動出力
機能➀:条件分岐
FormBridgeの「条件分岐」機能により、フォーム上の回答項目を動的に表示・非表示させることができます。
例)お問い合わせ種別で「その他」を選択した時に自由記述欄を表示
例えば、お問い合わせ種別(ドロップダウン形式)で「その他」を選択した時のみ、自由記述の項目を表示することができます。

設定方法は、「条件分岐」タブから下図のような設定を追加するだけで実装できるため、初心者の方でもハイクオリティなWebフォームを作成できます。

機能➁:自動返信メール
FormBridgeのWebフォームを回答した人へ回答直後に「自動返信メール」を送ることができます。なお、以下のような内容を自由に設定することができます。
差出人アドレス(※)
宛先アドレス
件名
本文
遅延送信
(※)デフォルトの差出人アドレスは、「autoreply@kintoneapp.com」です。別のプラグイン「kMailer」と連携することで、差出人アドレスを任意に設定することができます。
自動返信メールはノーコードで設定でき、フォームの回答内容を「件名」や「本文」に使用できるため、自由度の高いメールを実現できます。

(▼「メール送信」に関する記事はこちら)

機能③:kViewerルックアップ(kViewer連携)
FormBridgeのWebフォームを入力する際に、kintone上のアプリのレコードを参照して入力することができます。この機能は、別のプラグイン「kViewer」と組み合わせることで利用できる「kViewerルックアップ」という機能で、kintone標準のルックアップのように、選択→値の取り込みが可能となります。
例)商品番号でルックアップ
例えば、「商品番号」から「商品名」や「単価」などの関連情報を自動入力するようなことが実現できます。
「kViewerルックアップ」を「商品番号」を設定すると、下図のような[🔍ボタン]が表示されます。

[🔍ボタン]をクリックすると、kintoneの「商品マスタ」の参照結果を表示できます。

参照結果から該当する行を選択すると、付随する「商品名」「単価」などの情報を自動入力できます。

(▼「kViewer(ケイビューワー)」に関する記事はこちら)

機能④:PDF書類の自動出力(PrintCreator連携)
FormBridgeのWebフォームで回答された情報をもとにPDF帳票を自動で出力し、その場で回答者がダウンロードすることができます。この機能は、別プラグイン「PrintCreator」と連携することで実現できます。
これにより、【フォーム回答 → PDF出力 → ダウンロード】という流れを自動化できます。
<活用例>
申込内容を反映した「申込書PDF」を即時ダウンロード
入力内容から「見積書」を自動出力
作業報告フォーム入力後に「作業報告書PDF」を発行

(▼「帳票出力」に関する記事はこちら)

まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事では、kintoneに連携できるWebフォームをノーコードで作成できるプラグイン「FormBridge」をご紹介してきました。
標準の「Googleフォーム」ではカバーしきれない「自動返信メール」「入力チェック」「条件分岐」などに対応しており、業務効率を大幅に改善できます。
まずは一度、FormBridgeでWebフォームを作成してみてください!
\ kintoneのプロが対応 /
小規模組織でのkintone導入はルーブピークへ

kintoneの力は非常に強力ですが、それ以前に業務理解に応じたアプリ設計や適切なプラグインの選定・構築が必要です。
Lubepeak株式会社では、kintoneの力を最大限に引き出し、お客様の業務に沿ったkintoneシステムを開発するサービスを提供しています。
kintoneシステム開発サービス「KYOSOU」
kintoneの導入や「FormBridge」を活用した業務システムの開発をご検討されているという企業様は、お気軽にお問い合わせください。
Lubepeak株式会社 代表
平井 将吾

~ 経歴 ~
2021年
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社へ新卒入社2022年~2025年
官公庁において、「kintone」の導入で「自治体DX」を多数支援2025年10月~
Lubepeak株式会社を設立。
中小企業のお客様を対象に「kintone」の導入支援を行い、要件整理から運用定着まで一貫支援
<主なサービス>
・ kintoneシステム開発サービス 「KYOSOU」
・ kintoneプラグイン提供サービス 「Plugin to Peak」2026年1月
Lubepeak株式会社が「サイボウズオフィシャルパートナー」に認定


この記事を書いた人


































































