投稿日:2026年5月29日

    更新日:2026年5月29日

      【定番】kintoneプラグイン「カレンダーPlus」の機能と使い方をわかりやすく解説

      【定番】kintoneプラグイン「カレンダーPlus」の機能と使い方をわかりやすく解説

      kintone(キントーン)で「スケジュール管理」や「タスク管理」を行っていると、

      • 予定をもっと見やすくカレンダー表示したい

      • 担当者別・物件別・会議室別に予定を確認したい

      • 色分けして、予定の種類をひと目で分かるようにしたい

      と感じることはありませんか?

      kintoneの基本機能でもカレンダー形式の表示はできますが、業務で本格的に使おうとすると、少し物足りなさを感じる場面があるのが事実です。

      そんなときに便利なのが、合同会社ラジカルブリッジが提供しているカレンダーPlus です。

      カレンダーPlusのロゴ

      カレンダーPlusを使うことで、kintoneアプリ上のレコードを、見やすく操作しやすいカレンダー形式で表示できます。
      月別・週別・日別表示はもちろん、予定の色分けや、Pro版では「ユーザー」や「ルックアップ先のマスタ情報」を軸としたリソース別のカレンダーにも対応しています。

      本記事の作成に当たっては、合同会社ラジカルブリッジ様にレビューをしていただいております。

      合同会社ラジカルブリッジの企業ロゴ

      カレンダーPlusの概要、利用シーン、料金プラン、主な機能、導入時の注意点についてわかりやすく紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

      カレンダーPlusとは?

      カレンダーPlusは、kintoneアプリに高機能なカレンダーを追加できるプラグインです。

      kintoneアプリに登録されている「予定」「タスク」のレコードを、カレンダー上に表示できます。

      たとえば、以下のような表示が可能です。

      • 月別・週別・日別表示

      • 色分け表示

      • リソース別スケジュール管理(Proのみ)

      カレンダーPlusを使えば、kintoneに登録した予定をカレンダー上で視覚的に確認できます。

      スケジュール管理やタスク管理をkintoneで行いたい場合に、とても相性の良いプラグインです。また、クリックやドラッグ操作による予定の登録・変更にも対応しており、kintoneを日常的なスケジュール管理ツールとして使いやすくなります。


      カレンダーPlusの利用シーン

      ここでは、カレンダーPlusの具体的な利用シーンをいくつか紹介します。

      不動産業のタスク管理

      1つ目は、タスク管理での利用です。

      不動産業では、物件ごとにさまざまな対応が発生します。

      • 内見予定

      • 契約手続き

      • 修繕対応

      • 入居前確認

      • オーナーへの連絡

      • 更新手続き

      このようなタスクをkintoneアプリに登録し、カレンダーPlusで表示することで、「いつ・どの物件で・どのような対応が必要か」をカレンダー上で確認できます。

      さらに、Pro版のリソース別スケジュール管理を使えば、担当者ごとに予定を表示・調整することも可能です。

      また、エリアをリソースとして設定すれば、関東・関西などのエリア別にタスクを管理することもできます。

      不動産業のタスク管理の例(エリア別タスク)

      表形式の一覧だけでは見落としやすいタスクも、カレンダー表示にすることで期限や対応状況を把握しやすくなり、対応漏れの防止につながります。

      営業の訪問スケジュールの管理・日程調整

      2つ目は、営業活動における訪問スケジュール管理です。

      営業担当が複数いる場合、

      • 誰が

      • いつ

      • どの顧客に

      • どのような目的で訪問するのか

      を管理する必要があります。

      カレンダーPlusを使えば、アポイント情報をカレンダー上に表示し、訪問予定を直感的に把握できます。

      たとえば、営業担当をリソースとして設定すれば、営業担当別にアポイントを並べて確認できます。

      担当者別予定表示

      料金プラン

      カレンダーPlusには、試用版と有償ライセンスがあり、有償ライセンスには「Basic」と「Pro」の2種類があります。

      カレンダーPlusは、試用ライセンスやBasicでも各機能を試すことができます。

      ただし、Pro以外のプランでは、アプリ起動時や予定登録時などに警告ポップアップが表示される機能があります。特に、リソース別スケジュール管理を本格的に利用する場合は、Pro版の利用が前提になります。

      また、試用ライセンスではサポートやアップデート通知を受け取ることができません。

      試用ライセンス 有償ライセンス
      (Basic)
      有償ライセンス
      (Pro)
      試用期間《無制限》
      適用アプリ数《無制限》
      Calendar Plus
      JavaScript API
      一般的な
      カレンダー機能
      ※警告あり
      リソース別
      スケジュール管理機能
      ※警告あり ※警告あり
      サポート ×
      アップデート通知 ×
      ↔ スクロールできます

      料金は購入時点のkintone契約ユーザー数に応じて変動します。また、契約後に利用ユーザーが増えた場合の追加料金は不要です。

      なお、料金は以下の通りです。(※2026年5月時点)

      利用人数 Basic Pro Basic→Pro
      アップグレード
      1〜20名まで ¥39,800 ¥189,800 ¥150,000
      21〜50名まで ¥59,800 ¥209,800
      51〜100名まで ¥79,800 ¥229,800
      101〜200名まで ¥99,800 ¥249,800
      201〜500名まで ¥119,800 ¥269,800
      501〜1000名まで ¥139,800 ¥289,800
      1001名〜無制限 ¥159,800 ¥309,800
      ↔ スクロールできます

      機能紹介

      ここからは、カレンダーPlusの主な機能を紹介します。

      機能①:カレンダーの表示設定

      カレンダーPlusでは、kintoneアプリのどのフィールドをカレンダーの表示に使うかを設定できます。

      たとえば、以下のようなフィールドを設定します。

      • タイトル

      • 表示用タイトル

      • 画像表示

      • 開始日時

      • 終了日時

      開始日時・終了日時を設定することで、レコードを予定としてカレンダー上に表示できます。

      また、表示時間帯や時間間隔、曜日、週の開始曜日なども設定できます。

      カレンダーの表示設定画面

      たとえば、業務時間が9時〜18時の場合は、その時間帯を中心に表示することで、不要な時間帯を省いて見やすくできます。

      カレンダーは毎日見る画面になりやすいため、こうした表示設定を業務に合わせて調整できるのは大きなメリットです。

      機能②:色分け設定

      カレンダーPlusでは、予定のカテゴリなどに応じて色分け表示ができます。背景色は最大12色の固定色から選択でき、文字色は白文字で表示されます。

      色分け設定画面

      たとえば、予定の種類ごとに色分けされていると、カレンダーを見たときに予定の内容を把握しやすくなります。

      一方で、色の種類を増やしすぎると、かえって見づらくなる場合もあります。

      そのため、色分けを設計する際は、あらかじめ「どの分類を色分けするのか」を整理しておくと運用しやすくなります。

      機能③:背景イベントの指定

      背景イベント指定は、通常の予定とは別に、カレンダー上の背景として特定の日を目立たせるための機能です。

      たとえば、以下のような用途で活用できます。

      • 祝日

      • 社内イベント日

      • キャンペーン期間

      • 休業日

      通常の予定と背景イベントを分けて表示できるため、カレンダー全体の見やすさを保ちながら、重要な日付を強調できます。

      背景イベントを反映したカレンダー画面

      機能④:共有設定

      カレンダーPlusには、レコードの公開・非公開を指定する「共有設定」があります。

      共有設定の設定画面

      スケジュール管理では、すべての予定を全員に見せたいとは限りません。自分用の予定を登録することもあります。

      そのような場合は、この「共有設定」を活用することで、カレンダー上に表示する予定をコントロールしやすくなります。


      機能⑤:リソース別スケジュール管理

      リソース別スケジュール管理は、Pro版で利用できる機能です。

      ここでいう「リソース」とは、予定を分類・管理するための軸のようなものです。たとえば、以下のような項目をリソースとして扱えます。

      • 担当者

      • 会議室

      • 物件

      • エリア

      Pro版では、これらのリソースごとにスケジュールを表示し、担当者別・エリアなどの切り口で予定を確認できます。

      ▼リソースに「エリア」を指定して、エリア別のタスクを表示した例

      エリア別タスク表示

      リソースとして利用できるフィールドには、ラジオボタン、ドロップダウン、チェックボックス、複数選択、ユーザー選択、ルックアップがあります。

      これにより、業務内容に合わせた柔軟なスケジュール管理が可能になります。

      たとえば、不動産業であれば物件別、営業部門であれば担当者別、設備管理であれば会議室や車両別に予定を確認できます。

      「誰が空いているか」「どの会議室が使えるか」「どのタスクの納期が近いか」といった情報を、レコードの内容をもとにカレンダー上で視覚的に把握できるため、日程調整や業務の割り振りがしやすくなります。

      機能⑥:Calendar Plus JavaScript API

      カレンダーPlusには、JavaScript APIが用意されています。

      Calendar Plus JavaScript APIを利用すると、カレンダーPlus上で発生するイベントに対して、独自の処理を追加できます。

      たとえば、以下のようなタイミングで処理を実行できます。

      • カレンダー画面が描画されたとき

      • イベントレコードが表示されたとき

      • カレンダー上で日付や時刻を選択したとき

      • タイトル入力ダイアログから予定を登録する前後

      • ドラッグ操作で予定の日時やリソースを変更する前後

      • イベントレコードをクリックしたとき

      また、JavaScriptからカレンダーの表示形式を変更したり、任意の日付へ移動したり、予定情報を再読み込みしてカレンダーを再描画したりすることもできます。

      リソース別表示を利用している場合は、現在のリソース情報を取得したり、表示するリソースを切り替えたりする操作にも対応しています。

      そのため、Calendar Plus JavaScript APIは、カレンダーPlusの表示や操作に対して、業務に合わせた処理を追加したい場合に活用できます。

      カレンダーPlusの拡張性

      繰り返し予定を登録したい場合は「くりかえしPlus」

      カレンダーPlusとあわせて知っておきたいプラグインに、くりかえしPlusがあります。

      くりかえしPlusは、カレンダーPlusと同じくラジカルブリッジ社が提供するプラグインで、週次ミーティング、勤務シフト、月末処理など、定期的に発生する予定レコードを一括で作成できるプラグインです。

      たとえば、

      • 毎週月曜日の定例会議

      • 毎月末の請求処理

      • 毎年発生する更新手続き

      などを登録する場合に便利です。

      カレンダーPlusと組み合わせることで、繰り返し予定をカレンダー上で確認しやすくなります。

      定期的な予定が多い業務では、カレンダーPlus単体だけでなく、くりかえしPlusをあわせて検討するとよいでしょう。

      カレンダーPlus拡張プラグインについて

      カレンダーPlus拡張プラグインのアイコン

      カレンダーPlus拡張プラグインは、株式会社カミノバが提供している、カレンダーPlusの機能を拡張するためのプラグインです。

      カレンダーPlus本体に加えて導入することで、以下のような機能拡張が可能になります。

      • カレンダーの指定色を自由に変更

      • マウスオーバー時に表示するデータの指定

      • スケジュールの追加・編集用ダイアログの設定

      • リソース別表示カレンダーのリソース部の幅調整

      • モバイルアプリへの対応


      カレンダーPlus標準の機能だけでは要件を満たしにくい場合は、こうした拡張プラグインの活用も選択肢になります。

      参考:https://caminova-group.com/kintone/service/index.html#caminova_calendarplus2

      導入時の注意点

      カレンダーPlusは便利なプラグインですが、導入前に確認しておきたいポイントもあります。

      BasicとProの違いを確認する

      カレンダーPlusを導入する際は、BasicとProのどちらを導入するかを事前に確認しましょう。

      リソース別スケジュール管理が必要であればProを使う必要があります。

      あとからBasicからProへアップグレードすることもできますが、最初に運用イメージを整理しておくとスムーズです。

      色分けの自由度には制限がある

      カレンダーPlusでは予定の色分けができますが、標準機能では背景色は最大12色の固定色です。

      そのため、13以上の選択肢で細かく分類することはできません。

      色分けは便利ですが、増やしすぎるとかえって見づらくなることもありますので、なるべくシンプルな分類から始めるのがおすすめです。

      kintoneアプリの設計が重要

      カレンダーPlusは、kintoneアプリに登録されたレコードをカレンダー表示するプラグインです。

      そのため、プラグインだけでなく、kintoneアプリ側の設計を十分に行うことで、効果を最大化できます。

      たとえば、以下のような項目を事前に整理しておくとよいでしょう。

      • 予定タイトルに何を表示するか

      • 開始日時・終了日時をどのフィールドで管理するか

      • 日付のみで管理するか、日時まで管理するか

      • 予定種別をどのフィールドで持つか

      • リソースをどう管理するか

      • 他のプラグインやJavaScriptと干渉しないか

      アプリ設計が曖昧なままプラグインを入れると、あとから表示や運用を見直すことになる場合があります。

      カレンダーPlusを導入する前に、どのような業務・情報をカレンダーで管理したいのかを整理しておきましょう。

      まとめ

      カレンダーPlusは、kintoneアプリに登録されたレコードを、見やすいカレンダー形式で表示できるプラグインです。

      月別・週別・日別表示に加えて、予定の色分けや背景イベント指定、共有設定などに対応しており、kintoneをスケジュール管理やタスク管理に活用しやすくなります。

      また、Pro版ではリソース別スケジュール管理にも対応しているため、担当者別、会議室別、物件別、エリア別など、業務に合わせた切り口で予定を確認できます。不動産業の物件別タスク管理や、営業担当者ごとの訪問スケジュール管理などにも活用しやすいでしょう。

      一方で、色分けの自由度やBasic・Proの違い、kintoneアプリ側の設計など、導入前に確認しておきたいポイントもあります。

      カレンダーPlusを効果的に活用するには、単にプラグインを導入するだけでなく、「どの情報をカレンダーで管理したいのか」「誰がどのように使うのか」を事前に整理しておくことが大切です。

      kintoneでスケジュール管理やタスク管理をより見やすく、使いやすくしたい場合は、カレンダーPlusの導入を検討してみてはいかがでしょうか。


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      Lubepeak株式会社 代表

      平井 将吾

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        2021年
        富士フイルムビジネスイノベーション株式会社へ新卒入社

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        2022年~2025年
        官公庁において、「kintone」の導入で「自治体DX」を多数支援

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        2025年10月~
        Lubepeak株式会社を設立。
        中小企業のお客様を対象に「kintone」の導入支援を行い、要件整理から運用定着まで一貫支援
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        ・ kintoneプラグイン提供サービス 「Plugin to Peak」

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      執筆者保有資格:kintone認定アソシエイト(2021年9月)執筆者保有資格:kintone認定アプリデザインスペシャリスト(2021年9月)認定:サイボウズオフィシャルパートナー認定:サイボウズオフィシャルコンサルティングパートナー
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