投稿日:2026年8月14日
更新日:2026年8月20日
kintone「帳票出力プラグイン」徹底比較6選(有料版/無料版)

kintoneのレコードから見積書や請求書を出力したいが、実現方法がわからない
帳票出力プラグインの種類が多く、どれを選べばよいかわからない
できるだけ費用をかけず、無料で帳票を出力する方法を知りたい
―――kintoneを使用する中で、このような悩みや疑問を感じていませんか?
kintone(キントーン)には、レコードの内容を印刷する基本機能が備わっています。しかし、基本機能はレコード画面に表示されている内容を印刷する仕組みのため、自社指定のフォーマットで見積書や請求書、報告書などを作成する用途には限界があります。
そこで活用されているのが、kintoneの「帳票出力プラグイン」です。
帳票出力プラグインを利用すれば、kintoneに登録されたデータをもとに、ExcelやPDFなどの形式で、自社のフォーマットに合わせた帳票を出力できるようになります。
一方で、対応するファイル形式やテンプレートの作成方法、複数レコードの一括出力、料金体系などは製品によって異なります。
そのため、機能の多さや料金だけで選んでしまうと、「Excel形式で出力・編集したかったのにPDFにしか対応していなかった」「設定が難しく、社内で運用できなかった」といったミスマッチが起こる可能性があります。
実際に、弊社がkintoneの導入・開発をご支援する中でも、「帳票を出力したいが、どのプラグインを選べばよいかわからない」というご相談をいただくことは少なくありません。
そこで本記事では、kintone標準機能でできる帳票出力とその限界、帳票出力プラグインが必要になるケースをわかりやすく解説します。
そのうえで、おすすめの有料サービス4選・無料プラグイン2選について、機能や特徴、料金、向いているケースを比較します。
kintoneの「帳票出力プラグイン」の基本
kintoneの「帳票出力プラグイン」とは、kintoneアプリに登録されたデータをもとに、ExcelやPDFなどの形式で、指定したフォーマットの帳票を出力するための拡張機能です。
kintoneの基本機能でも「レコード印刷」を利用できますが、基本的にはレコード画面に表示されている内容をそのまま印刷する仕組みです。
そのため、「自社指定のフォーマットで見積書を作成したい」「会社のロゴを入れたい」「発行日を決まった位置に表示したい」といった、見積書や請求書などの実務で求められる細かなレイアウト調整には対応しにくい場合があります。

こうした場合に帳票出力プラグインを利用することで、kintoneに登録されたデータを活用しながら、自社の帳票フォーマットに合わせた見積書・請求書・報告書などを作成できるようになります。
標準では「帳票出力」ができないのか
基本機能の「レコード印刷」
kintoneの基本機能には「レコード印刷」があり、レコード詳細画面を印刷用に最適化された画面で表示し、Webブラウザーの印刷機能を使って印刷できます。
単純にkintoneに登録されている内容を紙やPDFで確認・保存するだけであれば、この基本機能で十分なケースもあり、必ずしも帳票出力プラグインを導入する必要はありません。

一方で、印刷用画面のレイアウトはアプリのフォーム設定と同じ配置となり、印刷専用に自由なレイアウトへ変更することはできません。
そのため、見積書や請求書のように、会社ロゴや宛名、発行日、明細、合計金額などを決められた位置に配置したい場合は、帳票出力プラグインの利用を検討することになります。
「帳票出力プラグイン」が必要な理由
kintoneの基本機能では対応しにくい、自社指定のレイアウトで見積書や請求書などを作成したい場合に活用されるのが「帳票出力プラグイン」です。
帳票出力プラグインを利用することで、kintoneに登録されたデータをもとに、自社のフォーマットに合わせた帳票を作成・出力できるようになります。
「帳票出力プラグイン」でできること
帳票出力プラグインを導入すると、kintoneに登録されたデータを利用して、見積書や請求書、納品書などを指定したフォーマットで出力できます。
利用できる機能は製品によって異なりますが、代表的なものとして以下が挙げられます。
自社フォーマットでの帳票出力(例:見積書、請求書、納品書など)
ExcelやPDFなど、指定したファイル形式での出力
複数レコードのデータを一覧形式で出力
複数の帳票をまとめて一括出力
バーコードやQRコードを帳票へ挿入
kintoneのレコード情報を帳票へ直接反映できるため、Excelなどへ手作業で転記する必要がなくなり、入力ミスや転記漏れの防止にもつながります。
また、一括出力に対応したプラグインを活用すれば、複数の請求書や納品書をまとめて作成できるため、毎月多くの帳票を発行する業務の効率化も可能です。
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kintoneで「請求書作成」はどこまで実現可能?|基本機能の限界と実現方法を解説します
ただし、帳票出力プラグインによって、対応するファイル形式やテンプレートの作成方法、一括出力の可否、料金体系などは異なります。
そのため、単純に料金や機能の多さだけで判断するのではなく、「どのような帳票を、誰が、どのタイミングで出力するのか」を整理したうえで、自社の運用に合ったプラグインを選ぶことが重要です。
Lubepeak株式会社では、帳票出力プラグインの選定から、実務に合わせた帳票設計、kintoneアプリの構築・見直しまで対応しています。
「帳票出力プラグイン(有料版)」おすすめ4選
ここからは、kintoneで帳票出力を実現できる代表的な有料のプラグイン・連携サービスを4つご紹介します。
それぞれ、対応する出力形式や帳票の作成方法、料金、得意とする用途が異なるため、自社の運用に合ったサービスを選ぶことが重要です。
まずは、4サービスの主な違いを比較してみます。
特徴比較
今回取り上げる4サービスのそれぞれの特徴は、下記の表の通りです。
4サービスにはそれぞれ異なる強みがあります。大まかな選び方としては、以下を参考にしてください。
PDF・Excelの帳票を手軽に作成したい:レポトン
電子契約やFormBridgeとの連携も活用したい:プリントクリエイター
帳票だけでなくkintone全体をカスタマイズしたい:gusuku Customine
複雑なレイアウトや大量のPDF帳票を出力したい:k-Report
ここからは、それぞれのサービスについて、特徴や料金、どのようなケースに向いているのかを詳しく解説します。
①レポトン

レポトンは、株式会社ソウルウェアが提供するkintoneの帳票出力プラグインです。
大きな特徴の一つは、帳票の設定をkintoneのプラグイン設定画面から行えることです。普段利用しているPDFやExcelの帳票をテンプレートとして活用できるため、既存の見積書や請求書のフォーマットを活かしながら帳票出力を実現できます。
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出力したい帳票テンプレートを読み込んで使う
レポトンでは、現在利用しているPDFやExcelの帳票をテンプレートとして設定できます。
PDF出力の場合は、用意したPDFをアップロードし、帳票上にkintoneのフィールドを配置して出力位置を設定します。Excel出力の場合は、Excelファイルをアップロードし、出力したいセルとkintoneのフィールドを紐付けて設定します。
そのため、現在Excelで作成している見積書や請求書を活用したい場合はもちろん、紙で使用している帳票をPDF化してテンプレートとして利用することも可能です。
また、「用意されたテンプレートから作成する」機能もあり、請求書・見積書・発注書・住所ラベルのテンプレートが用意されています。既存の帳票フォーマットを持っていない場合や、新たに帳票を作成したい場合にも利用できます。

設定方法について
PDF出力では、帳票上の出力したい位置に枠を配置し、出力するkintoneフィールドや文字サイズなどを設定します。プレビューで実際の出力イメージを確認できるため、文字や項目の位置を確認しながら調整できます。

Excel出力の場合は、テンプレート上のセルを選択し、対応するkintoneフィールドを紐付けて設定します。Excel側で設定したフォントや文字サイズなどの書式も活用できます。
また、用途に応じて複数の帳票を作成できるため、同じkintoneアプリのデータを見積書や請求書など、異なる帳票の出力に活用できます。
活用イメージ
レポトンを設定すると、kintoneのレコード詳細画面や一覧画面から帳票を出力できるようになります。
たとえば、見積レコードを開いて帳票出力ボタンをクリックするだけで、kintoneに登録されている会社名・金額・明細などを反映した見積書を作成できます。

また、一覧画面から複数レコードをまとめて出力することもできるため、毎月の請求書発行など、複数の帳票をまとめて作成する業務にも活用できます。
機能について
レポトンには、以下のような機能があります。
PDFやExcelの帳票をテンプレートとして利用
用意されたテンプレートから帳票を作成
帳票出力時にkintoneのフィールドを自動更新
バーコード・QRコードの出力
宛名ラベルの出力
テーブル・関連レコードのデータ出力
複数レコードの一覧出力
複数帳票の一括出力
出力した帳票をkintoneの添付ファイルフィールドやGoogle Driveなどへ保存
レコード情報などを利用したファイル名の自動生成
ユーザーや組織、レコードのステータスなどに応じた出力制御
帳票を作成するだけでなく、出力後の保存やkintoneフィールドの更新まで自動化できるため、帳票作成に付随する作業まで効率化できる点も特徴です。
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帳票プラグイン「レポトン」とGoogle Driveを連携させる方法を実践解説
レポトンの強み
レポトンは、特に以下のような場合に向いています。
現在使用している帳票フォーマットをそのまま活用したい:
PDFやExcelの既存帳票をテンプレートとして利用できるため、新たにレイアウトを一から作成する必要がありません。できるだけわかりやすい方法で帳票を設定したい:
直感的な操作に加え、アップロードした帳票ファイルをAIが解析して設定をアシストしてくれる「AI設定サポート」機能があるため、専門知識がなくてもスムーズに導入できます。また、設定に関する不明点はメールで問い合わせが可能なため、安心して利用を開始できます。複数の帳票をまとめて出力したい:
一覧画面から複数レコードを選択して帳票を一括出力できるため、毎月の請求書発行など、件数の多い帳票業務にも活用できます。
プラン別料金
レポトンには、月額制の「レポトン Pro」と、買い切り型の「レポトン PDF」「レポトン Excel」があります。
単票・明細の帳票出力のみであれば買い切り版でも利用できますが、一覧出力や一括出力、AI設定サポート、外部サービスとの連携などを利用したい場合は「レポトン Pro」が選択肢となります。
見積書や請求書などを1件ずつ出力する用途であれば、買い切り版でも十分なケースがあります。
一方で、毎月複数の請求書をまとめて出力したい場合や、一覧形式での出力、AI設定サポート、外部サービスとの連携なども活用したい場合は、機能が充実した「レポトン Pro」が適しています。
②プリントクリエイター(PrintCreator)
プリントクリエイター(PrintCreator)は、トヨクモ株式会社が提供するkintone連携の帳票出力サービスです。kintoneに登録されたデータを利用して、見積書や請求書、契約書などをPDF形式で出力できます。
現在使用している帳票のPDFを背景として利用でき、ドラッグ&ドロップなどのマウス操作を中心に帳票レイアウトを設定できる点が特徴です。また、帳票を作成・出力するだけでなく、作成した契約書をそのまま電子契約に利用できるほか、FormBridgeやkViewer、kMailerといったトヨクモの他サービスとも連携できます。
なお、サイボウズによるパートナー評価制度「CyPN Report 2026」では、エクステンション部門で2つ星を獲得しています。
設定方法について
プリントクリエイターでは、現在使用している帳票のPDFを背景としてアップロードし、その上にkintoneのフィールド情報を配置して帳票を作成します。
出力したい位置に文字やフィールドなどのエレメントを配置し、「表示内容」や文字サイズ、位置などを設定します。ドラッグ&ドロップなどのマウス操作で設定できるため、プログラミングの知識は必要ありません。

また、2026年7月には、背景PDFとkintoneのフィールド情報をもとに、AIがフィールドの配置を自動提案する機能も追加されています。初期設定にかかる手間を抑えたい場合にも活用できます。
機能について
プリントクリエイターには、以下のような機能があります。
PDFを背景にして帳票レイアウトを作成
ドラッグ&ドロップなどのマウス操作によるレイアウト設定
AIによるフィールドの自動配置
kintoneのテーブルや画像を帳票へ出力
QRコード・バーコードの自動生成
一覧画面から複数の帳票を一括出力
レコード情報などを利用したファイル名の設定
出力したPDFをkintoneレコードへ保存
時間指定・条件指定による帳票出力
電子契約
FormBridge・kViewer・kMailerとの連携
利用できる機能は契約コースによって異なります。たとえば、一括出力や時間指定出力はプレミアムコース以上で利用できます。
連携①:FormBridgeとの連携
FormBridge(フォームブリッジ)は、kintoneと連携したWebフォームを作成できるサービスです。
PrintCreatorと連携すると、Webフォームに入力された内容をもとにPDFを作成し、フォーム送信後の完了画面からユーザー自身でダウンロードできるようになります。
たとえば、見積書や申込書、入館証などを、フォームへの入力内容をもとにその場で発行するといった運用が可能です。
これにより、kintoneのアカウントを持っていない取引先や顧客に対しても、フォームへの入力から帳票発行までの仕組みを構築できます。

なお、この連携機能を利用するにはFormBridge側がプレミアムコース以上である必要があります。PrintCreator側の契約コースには指定がありません。
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連携②:kViewerとの連携
kViewer(ケイビューワー)は、kintoneに登録されている情報を、kintoneのライセンスを持たないユーザーへ公開できるサービスです。
PrintCreatorと連携すると、kViewerのビューに表示されているデータを利用し、公開ページ上から帳票を出力できます。
たとえば、取引先向けの専用ページに請求情報や申込情報を表示し、利用者自身にPDFをダウンロードしてもらうといった運用が可能です。
こちらもkintoneアカウントを持たないユーザーに帳票を提供したい場合に便利な連携です。

なお、PrintCreator連携を利用するにはkViewer側がプレミアムコース以上である必要があります。PrintCreator側の契約コースには指定がありません。
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プリントクリエイターの強み
プリントクリエイターは、特に以下のような場合に向いています。
帳票作成から電子契約まで一つのサービスで行いたい:
作成したPDFをそのまま電子契約に利用できるため、契約書の作成・送付・締結までの業務を一連の流れで管理できます。
電子契約は全コースで毎月3通まで無料で利用でき、契約の一括送信や進捗連携などの高度な機能はプロフェッショナルコース以上で利用できます。FormBridgeやkViewerなどもあわせて活用したい:
FormBridgeからの帳票発行や、kViewer上からの帳票ダウンロードなど、社外ユーザーを含めた帳票業務を構築できます。PDF帳票をできるだけわかりやすく設定したい:
既存のPDFを背景として利用し、マウス操作でkintoneのフィールドを配置できます。AIによるフィールド自動配置にも対応しています。
プラン別料金
PrintCreatorの料金コースは、ライト・スタンダード・プレミアム・プロフェッショナル・エンタープライズの5種類です。
特に、複数のレコードに対して「一括出力」をする場合は「プレミアム」以上を選択する必要がありますので、注意が必要です。
特に、複数レコードから帳票をまとめて出力する「一括出力」を利用する場合は、プレミアムコース以上を選択する必要があります。
また、テーブルや画像を帳票に出力したい場合はスタンダード以上、リアルタイム出力や電子契約の高度な管理機能まで活用したい場合はプロフェッショナル以上が主な選択肢となります。
③gusuku Customine(グスク カスタマイン)

gusuku Customine(グスク カスタマイン)は、アールスリーインスティテュートが提供する、kintoneのノーコードカスタマイズサービスです。
帳票出力に特化したサービスではなく、入力制御や画面表示の変更、処理の自動化など、kintoneのさまざまなカスタマイズをプログラミングなしで実現できる点が特徴です。その機能の一つとして、Excel・PDF形式の帳票出力にも対応しています。
そのため、帳票を出力するだけでなく、kintone全体の業務フローをあわせて改善したい場合には、有力な選択肢の一つです。
設定方法について
gusuku Customineでは、帳票のベースとなるExcel形式(.xlsx)のテンプレートを作成して利用します。
Excelの出力したいセルに「$(フィールドコード)」のようなgusukuコマンドを入力し、kintoneのフィールドと紐付けます。作成したテンプレートをkintoneアプリに保存し、Customineの「Excelを出力する」または「PDFを出力する」アクションから帳票を生成します。

Excel上でフォントや罫線、セル幅などを設定できるため、使い慣れたExcelで帳票のレイアウトを作成できる点も特徴です。なお、帳票テンプレートには.xlsx形式を使用し、マクロを含む.xlsm形式やVBAには対応していません。
機能について
gusuku Customineの帳票出力では、主に以下のようなことができます
Excelをテンプレートとした帳票作成
Excel・PDF形式での出力
kintoneのテーブルデータを明細として出力
一覧画面の複数レコードをもとに帳票を作成
関連レコードのデータを帳票へ出力
出力したファイルをkintoneの添付ファイルフィールドへ保存
条件に応じて使用する帳票テンプレートを変更
帳票出力と、入力制御・データ更新・プロセス管理などのカスタマイズを組み合わせる
たとえば、「ステータスが承認済みになったらPDFを作成して添付ファイルフィールドへ保存する」といった、帳票出力を業務プロセスの中に組み込むことも可能です。
gusuku Customineの強み
gusuku Customineは、特に以下のような場合に向いています。
帳票出力以外にもkintoneをカスタマイズしたい:
帳票出力だけでなく、入力制御や自動採番、ルックアップの自動更新、プロセス管理に連動した処理など、幅広いカスタマイズを一つのサービスで実現できます。Excelをベースに帳票を作成したい:
Excelファイルをテンプレートとして利用するため、現在Excelで使用している見積書や請求書などをベースに帳票を設計できます。セルの書式設定もテンプレートに反映できます。帳票作成を含めた業務全体を自動化したい:
帳票専用のサービスではないため、kintoneのデータ更新や条件分岐などと帳票出力を組み合わせ、業務フロー全体を自動化しやすい点が強みです。
プラン別料金
gusuku Customineには、フリープラン・検証プラン・月額プラン・年額プランがあります。
引用:あなたのkintoneにノーコードの魔法を- gusuku Customine(グスク カスタマイン)- 料金・プラン
フリープランと検証プランは機能を試すためのプランとして提供されており、本番環境で継続的に運用する場合は、有料プランを選択するのが基本です。
また、料金は、Customineを適用するkintoneアプリなどに割り当てる「アプリスロット」数によって異なります。kintoneアプリのカスタマイズでは、基本的に1アプリにつき1アプリスロットを消費します。
④k-Report

k-Reportは、オーサムジョブ合同会社が提供するkintoneの帳票出力サービスです。
kintoneに登録されたデータをもとに、請求書や見積書などをPDF形式で出力できます。帳票デザイナーはPowerPointのような操作感で、文字・画像・図形などを自由に配置できるため、細かなレイアウト調整が必要な帳票にも対応しやすい点が特徴です。
k-Reportの強み
k-Reportは、特に以下のような場合に向いています。
複雑な帳票レイアウトを作成したい:
PowerPointのような帳票デザイナーを使用し、文字・画像・図形などを自由に配置できます。0.01mm単位で図形や罫線を調整できるため、指定様式の帳票など、細かなレイアウト調整が必要なケースにも対応できます。大量の帳票をまとめて出力したい:
レコード詳細画面からの個別出力だけでなく、一覧画面からの一覧出力・一括出力にも対応しています。大量の請求書などをまとめてPDF化する業務にも活用できます。複数ページで構成される帳票を柔軟に作成したい:
1ページ目・奇数ページ・偶数ページなど、ページごとに異なるデザインを適用できます。
また、ページ単位での小計・最大値・最小値などの集計にも対応しています。出力前にデータを加工したい:
「ビジュアルフィルタ」を利用することで、kintoneから取得したデータの絞り込み・並べ替え・結合などをノーコードで設定できます。出力したPDFをクラウドストレージへ保存したい:
Dropbox、Google Drive、OneDrive for Business、Boxへの出力に対応しています。保存したPDFの共有URLをkintoneのフィールドへ反映することも可能です。外部システムやプリンターとの連携も行いたい:
k-Report APIを利用したカスタマイズに対応しているほか、PrintNodeを利用したクラウドからプリンターへのダイレクト印刷にも対応しています。
さらに現在は、帳票デザイナー上で自然言語による指示からフィールド配置やレイアウト調整を支援する「AIオペレーター」も提供されています。(※利用にはユーザー自身でOpenAI API Keyを設定する必要があります。)
料金
k-Reportは、初期費用0円、月額10,000円または年額100,000円(いずれも税抜)で利用できます。
1つのkintoneサブドメイン内で、利用するアプリ数・帳票数に制限がない点も特徴です。月間の標準出力上限は20,000枚で、上限を超える場合は10,000枚単位で追加できます。
無料で使える「帳票出力・印刷プラグイン」2選
ここまで有料の帳票出力サービスをご紹介しましたが、kintoneには無料で利用できる印刷関連のプラグインもあります。
今回ご紹介する2つは、ExcelやPDFのテンプレートから見積書・請求書を作成するような高機能な帳票出力プラグインではありません。一方で、「kintoneの一覧画面を印刷したい」「レコード印刷時のレイアウトを整えたい」といった用途であれば、無料で利用できる選択肢となります。
①一覧画面印刷プラグイン(TIS)
「一覧画面印刷プラグイン」は、合同会社ぱんだ商会が提供する無料のkintoneプラグインです。合同会社ぱんだ商会が「TIS」の名称で公開しています。
kintoneの一覧画面を印刷する際に、ヘッダーやメニューボタンなどの不要な部分を非表示にし、一覧のテーブルやグラフを中心とした印刷プレビューを表示できます。

見積書や請求書のような専用フォーマットの帳票を作成する機能ではありませんが、kintoneの一覧画面やグラフをそのまま資料として印刷したい場合に適しています。
②印刷設定プラグイン(TIS)
「印刷設定プラグイン」も、合同会社ぱんだ商会が無料で提供しているkintoneプラグインです。
kintoneのレコード印刷画面に対して、フィールド幅やスタイル、テーブル・関連レコード一覧の列幅などを調整できます。また、任意の位置での改ページや段組みの調整にも対応しており、標準のレコード印刷より細かなレイアウト設定が可能です。

専用の帳票フォーマットを作成するほどではないものの、kintoneのレコード画面をできるだけ見やすい形で印刷したい場合に向いています。
導入事例
ここからは、Lubepeak株式会社がkintoneの導入・開発をご支援した事例の中から、帳票出力を活用して業務を効率化した3つの事例をご紹介します。
事例①:案件管理システムの導入事例
▼お客様名
合同会社PYL様
▼利用サービス
gusuku Customine
LINE WORKS
▼利用場面
これまでは各作業員が案件ごとに請求金額を集計し、請求書を作成していました。
そこで、kintoneに登録された作業実績をもとに、締め日ごとに複数案件を作業員単位で集計し、1つの請求書として自動作成する仕組みを構築しました。kintoneで案件情報・作業内容・請求金額・締め日などを一元管理し、対象となる案件を自動で集計。その合計金額や明細を反映した請求書を、gusuku Customineを活用して出力します。
これにより、作業員が案件ごとの金額を手作業で集計して請求書を作成する必要がなくなりました。また、事務担当者による請求内容の確認・修正作業も削減されています。
この仕組みの導入により、主に以下の効果が得られました。
締め日ごとに複数案件を集計し、1つの請求書として自動作成
作業員による請求金額の集計・請求書作成の工数を削減
事務担当者による確認・修正作業を削減
kintoneの登録情報を帳票へ直接反映し、転記ミスや計算ミスを抑止
▼事例の詳細はこちら

事例②:請求管理システムの導入事例
▼お客様名
株式会社TopKnock様
▼利用サービス
gusuku Customine
じぶんページ
じぶんフォーム
じぶんレコード
▼利用場面
毎月の締め日に、kintoneに蓄積されたレッスン情報をもとに、講師ごとの請求書を自動で一括作成する仕組みを構築しました。
日々登録されるレッスン情報を講師ごとに集計し、体験レッスン・通常レッスン・振替レッスンなど、レッスンの種類に応じて請求金額を自動計算します。
さらに、スケジュール実行を活用することで、締め日に対象データを自動で集計し、大量の請求書をまとめて作成できるようにしました。
この仕組みの導入により、主に以下の効果が得られました。
請求書の作成・送付にかかる工数を削減
レッスン情報をもとに請求金額を自動計算し、計算ミスを抑止
講師ごとの請求書を締め日にまとめて作成できるようになり、毎月の請求業務を効率化
▼事例の詳細はこちら

事例③:生産管理システムの導入事例
▼お客様名
フィーロ株式会社様
▼利用サービス
gusuku Customine
SendGrid
▼利用場面
受注から生産、納品までの業務では、「見積書」「受注書」「発注書」など10種類以上の帳票が発生し、それぞれを顧客や発注先へ送付する必要がありました。
そこで、kintoneに登録された情報から帳票を作成し、PDF化からメール送信までをkintone上で完結できる仕組みを構築しました。
これにより、Excelで帳票を作成した後にメールソフトを開き、ファイルを添付して送信するといった一連の手作業を削減。kintoneの画面上から対象の帳票を出力し、そのまま指定した宛先へ送信できるようになりました。
この仕組みの導入により、主に以下の効果が得られました。
帳票作成からメール送信までをワンクリックで実行:
kintone上のボタンを押すと、対象の帳票をPDF化し、あらかじめ設定された宛先・文面でメールを送信できます。添付忘れや宛先間違いを防止:
kintoneのレコード情報をもとに添付する帳票や宛先メールアドレスを自動設定することで、手作業によるファイルの添付ミスや送信先の間違いを防ぎやすくなりました。送信状況をkintoneで一元管理:
「誰が・いつ送信したか」といった履歴をkintoneに記録することで、送信済みかどうかの確認や二重送信の防止にもつながっています。
▼事例の詳細はこちら

まとめ
この記事では、kintoneで帳票を出力する方法や、帳票出力プラグインの選び方、おすすめの有料・無料サービスについてご紹介しました。
kintoneの基本機能でもレコードを印刷できますが、自社指定のフォーマットで見積書や請求書を作成したい場合や、複数の帳票をまとめて出力したい場合には、帳票出力プラグイン・連携サービスの活用が有効です。
今回ご紹介した有料4サービスは、それぞれ次のようなケースに向いています。
PDF・Excelの帳票を手軽に作成したい:レポトン
電子契約やFormBridgeなど、トヨクモのkintone連携サービスも活用したい:プリントクリエイター
帳票出力だけでなく、kintone全体をカスタマイズしたい:gusuku Customine
複雑な帳票レイアウトや大量のPDF出力を実現したい:k-Report
一方で、一覧画面やレコード詳細画面を見やすく印刷するだけであれば、無料の印刷関連プラグインで十分なケースもあります。
帳票出力サービスを選ぶ際は、料金や機能数だけで比較するのではなく、「どのような帳票を、誰が、どのタイミングで出力するのか」「帳票作成の前後にどのような業務があるのか」まで整理することが重要です。
実際に、帳票出力をkintoneのデータ集計やメール送信、定期処理などと組み合わせることで、請求書や見積書を作成するだけでなく、帳票作成に関わる業務全体を効率化・自動化することも可能です。
自社で実現したい帳票や運用方法を整理したうえで、目的に合ったサービスを選んでみてください。
kintoneでの帳票出力ならルーブピークへ
kintoneの帳票出力は、帳票の形式や出力頻度、実際の運用方法によって適したプラグインや実装方法が異なります。
Lubepeak株式会社では、帳票出力プラグインの選定から、kintoneアプリの設計・構築、帳票業務の自動化まで一貫して支援しています。
「自社の帳票をkintoneから出力したい」「どのプラグインを選べばよいかわからない」という方は、お気軽にご相談ください。
Lubepeak株式会社 代表
平井 将吾

~ 経歴 ~
2021年
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社へ新卒入社2022年~2025年
官公庁において、「kintone」の導入で「自治体DX」を多数支援2025年10月~
Lubepeak株式会社を設立。
中小企業のお客様を対象に「kintone」の導入支援を行い、要件整理から運用定着まで一貫支援
<主なサービス>
・ kintone定額開発サービス 「KYOSOU」
・ kintoneプラグイン提供サービス 「Plugin to Peak」2026年1月
Lubepeak株式会社が「サイボウズコンサルティングパートナー」に認定2026年6月
Lubepeak株式会社が「サイボウズプロダクトパートナー」に認定


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