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kintoneとLINEを連携する方法|トーク履歴を一元管理して業務を効率化

LINEで受けた問い合わせを、kintoneに都度手入力している…
LINEのトーク内容が把握できず、対応経緯や進捗が分からなくなる…
LINEとkintoneを行き来しながら対応しており、情報が分散している…
――kintoneを使用する中で、このようなお悩みを感じたことはありませんか?
kintone(キントーン)は業務データを一元管理できる便利なツールですが、基本機能だけでは「LINE」のメッセージを自動的に取り込むことができません。
そのため、「LINEで受けた内容をkintoneへ手作業で転記している」「誰がどのメッセージに対応したか把握しにくい」といった課題をよく耳にします。
特に、LINE公式アカウントを顧客対応の窓口として使っている場合、メッセージが増えるほど対応漏れが起こりやすくなります。
こうした課題は、JavaScriptとサーバーを活用したLINE連携のカスタマイズで解決できます。
LINEのトーク内容をkintoneへ自動で連携し、kintone上でトーク履歴を閲覧できる仕組みをつくることで、対応漏れの防止や引き継ぎの効率化が期待できます。
本記事では、kintone×LINE連携の仕組みと、具体的なユースケースを解説します
この記事を読めば、kintoneでLINEのトーク履歴を一元管理するイメージが具体的につかめますので、ぜひ最後までご覧ください。
kintoneとLINE連携の仕組み
kintoneでLINEのトーク履歴を管理するには、Webhook(ウェブフック)と呼ばれる仕組みを活用します。
Webhookとは、「何かが起きた瞬間に、自動で他のシステムへ通知する仕組み」です。LINE公式アカウントにメッセージが届いたタイミングをトリガーとして、そのメッセージ情報を自動的に外部へ送信することができます。
具体的には、以下のような流れで連携が実現できます。
<連携イメージ>
ユーザーがLINE公式アカウントへメッセージを送信する。
LINEがWebhookを通じて、あらかじめ設定したサーバーへメッセージ情報を転送する。
サーバー上のJavaScriptがメッセージ情報を受け取り、kintone APIを通じてkintoneアプリへレコードを登録する。
kintone上でトーク履歴を閲覧できる。
この仕組みにより、担当者がLINEを確認してkintoneへ手入力するというプロセスが不要となります。LINEにメッセージが届いた瞬間に、kintoneへ自動で転記される状態をつくることができるのです。
※本記事では、JavaScriptとサーバーを用いたカスタマイズによる連携方法を中心に紹介します。プラグインによる連携を行う場合は、専用プラグインの利用が必要です。詳細については、別途お問い合わせください。

ユースケース①:公式アカウントへのメッセージをkintoneで管理・閲覧する
LINE公式アカウントを問い合わせ窓口として運用している場合、メッセージの件数が増えるほど、「どのメッセージに、誰が、どこまで対応したのか」を把握しにくくなります。
LINE公式アカウントのトーク画面はチームで共有できますが、対応状況をkintoneと紐づけて管理する仕組みがない場合、トークごとの進捗状況が分かりづらくなります。
また、LINEグループに公式アカウントを招待し、各担当者が個人アカウントでやり取りするような運用では、担当者が変わった際に過去の対応経緯を引き継ぎにくくなるケースもあります。
そこで、kintoneとLINEを連携することで、以下のような効果が期待できます。
LINEでメッセージを受信したタイミングで、kintoneにレコードを自動登録できる
kintone上でトーク履歴を時系列で閲覧できる
チーム全員が同じ情報をもとに対応状況を把握できる
担当者が変わっても、kintoneを見れば過去のやり取りを確認できる
ここでは、LINE公式アカウントへ届いた次のようなメッセージが、どのようにkintoneへ蓄積・表示されるかを見ていきます。

ユーザーがLINE公式アカウント、またはLINE公式アカウントを招待したグループへメッセージを送信すると、Webhookを経由して下図のようにkintoneにレコードが自動作成されます。
※登録される情報には、メッセージ内容・受信日時・送信元情報などが含まれます。

これにより、担当者はLINEアプリを開かなくても、kintone上で最新のトーク内容を確認できます。
また、グループ別のマスタアプリを作成しておくことで、関連レコード一覧を使って、そのグループに紐づくメッセージ履歴を確認できるようにすることも可能です。

ユースケース②:kintoneで入力した返信内容をLINEへ自動送信する
受信したメッセージをkintoneで管理できるようになると、次に課題となるのが「返信」です。
対応内容をkintoneに記録しながら、別途LINEアプリを開いて同じ内容を送信する場合、二度手間が生じやすくなります。
そこで、返信までの連携を実装することで、以下のような効果が期待できます。
kintone上の返信フィールドに内容を入力するだけで、LINEへ自動でメッセージを送信できる
LINEアプリを開かずに、kintone上で受信から返信までの対応を完結できる
返信内容がそのままkintoneに記録されるため、対応履歴として蓄積できる
具体的には、kintoneのレコードに返信内容を入力して保存したタイミングをトリガーに、サーバーを経由してLINE Messaging APIへリクエストを送信し、該当ユーザーへメッセージを届ける仕組みです。

相手には、通常のLINEメッセージと同じように返信が届きます。

ユースケース①と組み合わせることで、LINEのメッセージ受信から返信送信までの一連の対応を、kintone上で完結できます。担当者がLINEアプリとkintoneを行き来する手間がなくなり、対応履歴も一か所に集約されます。
注意事項
この連携方法には、次のような注意点があります。
注意事項①:kintoneからの返信送信はメッセージ通数にカウントされる
Messaging API自体の利用に追加費用はかかりませんが、kintone側からLINEユーザーへメッセージを送信する場合、その送信はLINE公式アカウントのメッセージ通数としてカウントされます。
LINE公式アカウントには料金プランごとに無料メッセージ通数が設定されており、無料通数を超えて送信する場合は、プランによって追加料金が発生する可能性があります。
そのため、月間の送信件数が多くなる運用では、事前に料金プランと想定送信件数を確認しておくと安心です。なお、ユーザーからメッセージを受信すること自体は、メッセージ通数にはカウントされません。
注意事項②:スタンプは画像として保存できない
ユーザーがスタンプを送信した場合、Webhookではスタンプの識別情報(パッケージID、スタンプID)は取得できますが、スタンプ画像そのものをファイルとして取得・保存することはできません。
また、画像・動画・音声・ファイルなどのコンテンツは、Webhookで受信したメッセージIDを使って取得できますが、LINEプラットフォーム上で一定期間が経過すると自動的に削除されます。
そのため、画像やファイルをkintone側で永続的に管理したい場合は、受信後すぐに外部ストレージやkintoneの添付ファイルフィールドへ保存するなど、別途対応が必要です。
注意事項③:メッセージへのリアクションは検知できない
LINEのリアクション機能(ハートや驚きなどの絵文字リアクション)は、Messaging APIのWebhookイベントとして取得できないため、kintoneへの記録対象外となります。
注意事項④:Webhook URLは1つしか設定できない
LINE公式アカウントのMessaging APIチャネルでは、Webhook URLをチャネルごとに設定します。
そのため、本連携とは別のLINE拡張ツールや外部サービスでもWebhookを利用している場合、Webhookの送信先が競合する可能性があります。
複数ツールの併用を検討している場合は、Webhookを中継するサーバーを用意するなど、事前に全体構成を確認しておく必要があります。
kintoneで顧客とチャットするもう一つの方法
ここまで、LINE公式アカウントとkintoneを連携し、メッセージの受信や返信をkintone上で管理する方法を紹介しました。一方で、顧客との連絡手段をLINEに限定する必要がない場合は、kintone連携チャットツールの「ChatCrew(チャットクルー)」を利用する方法もあります。
ChatCrewは、kintoneアプリのレコードに紐づけてチャットルームを作成し、社内外の関係者とやり取りできるサービスです。

kintoneのアカウントを持たない顧客や取引先もチャットに参加できるため、問い合わせ管理や案件管理などのレコードを起点として、コミュニケーションを管理できます。
また、ChatCrewには「タスク管理」や「AIアシスタント」など、日常的なコミュニケーションを支援する機能も備わっています。チャットで発生したタスクをkintoneのタスク管理アプリと紐づけて管理できる点も特徴です。
顧客が普段利用しているLINEを窓口として活用したい場合はLINE連携、kintoneのレコードに紐づけた専用チャット環境を用意したい場合はChatCrewなど、運用方法に応じて選択するとよいでしょう。
▼ChatCrewの詳細はこちら
まとめ
kintoneとLINEを連携することで、LINE公式アカウントで受信したメッセージをkintoneへ自動登録し、対応履歴を一元管理できるようになります。
また、kintoneからLINEへ返信する仕組みを構築すれば、担当者が複数のツールを行き来する手間を減らし、顧客対応の効率化につなげることができます。
一方で、LINEに限定せず、kintoneのレコードに紐づけて社外の相手とチャットしたい場合は、ChatCrewのような専用ツールを活用する方法もあります。
自社の業務内容や顧客とのコミュニケーション方法に応じて、適切な連携方法を検討しましょう。
kintone×LINE連携ならルーブピークへ
kintoneとLINEを連携することで、LINE上の顧客とのやり取りをkintoneへ集約し、対応履歴を一元管理できるようになります。
一方で、実際に連携を行う際は、WebhookやAPIに関する知識が必要となり、要件によってはJavaScriptやサーバーを活用した開発も必要です。
Lubepeak株式会社では、kintoneのシステム設計から外部サービスとの連携まで、要件に合わせて一貫した支援を提供しています。
kintoneとLINEの連携をご検討されている方は、ぜひご相談ください。
Lubepeak株式会社 代表
平井 将吾

~ 経歴 ~
2021年
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社へ新卒入社2022年~2025年
官公庁において、「kintone」の導入で「自治体DX」を多数支援2025年10月~
Lubepeak株式会社を設立。
中小企業のお客様を対象に「kintone」の導入支援を行い、要件整理から運用定着まで一貫支援2026年1月
Lubepeak株式会社が「サイボウズコンサルティングパートナー」に認定2026年6月
Lubepeak株式会社が「サイボウズプロダクトパートナー」に認定2026年10月
kintone連携チャットツール「ChatCrew」をリリース

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