投稿日:2026年4月28日
更新日:2026年4月28日
【連携コネクタ】kintone×Excel Online連携|Excelの既存資産をkintoneで活かす方法とは?

kintoneを導入したがExcelで作業している社員が多く、二度手間が多い…
スタッフの入れ替わりが多く、そのたびにkintoneユーザーも入れ替えている…
kintoneからレポートを出力したいが、テンプレートが決まっていてコピペが必要…
―――kintoneを使用する中で、このようなお悩みを感じたことはありませんか?
kintone(キントーン)は、情報の一元管理や業務フローのデジタル化において非常に強力なツールです。
しかし、基本機能だけではExcelとの柔軟な連携が難しく、既存のExcel資産を活かしきれないと感じるケースも少なくありません。
特に、長年使ってきたExcelのデータや帳票フォーマットが社内に残っている場合、「すべてをkintoneへ移行する」のは現実的ではないこともあります。また、派遣スタッフや外部協力会社が関わる現場では、人の入れ替わりに応じたユーザー管理が負担となり、運用コストの増加につながることもあります。
こうした課題は、サイボウズが提供する「連携コネクタ」を活用し、Excel Online(エクセルオンライン)と連携することで解決できます。
kintoneとExcel Onlineを連携させることで、ExcelはExcelのまま使いながら、kintoneのデータと自動で同期する運用が実現できます。この仕組みにより、既存の業務フローを大きく変えることなく、kintone活用の幅を広げられる点が大きな特徴です。
本記事では、「連携コネクタ」を用いたkintone×Excel Online連携の具体的な活用方法と、設定の考え方を解説します。
実際の運用イメージをつかみながら、Excelとkintoneの使い分けを検討したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
なお、「連携コネクタ」の詳細については、別コラムで解説しておりますので、あわせてご覧ください。

連携コネクタでExcel Onlineとkintoneを相互連携
kintoneにおいて、Excelとの共存・移行に関する課題を解決するソリューションの一つが、サイボウズが提供するオプション「連携コネクタ」を活用したExcel Online連携です。
連携コネクタでkintoneとExcel Onlineを連携すると、Excelシートへのデータをkintoneのレコードへ自動で反映したり、逆にkintoneのレコード追加をきっかけとしてExcelファイルを出力したりすることが可能になります。
これにより、「kintoneを使いたいが、Excelも手放せない」という現場でも、両者をうまく使い分けながら業務を進めることができます。さらに、kintoneのユーザーアカウントを持たないスタッフにはExcelを使ってもらい、その入力内容だけをkintoneに集約するという運用も実現できます。
※連携コネクタは、2026年5月より正式リリース予定です
ユースケース①:Excel Onlineの更新内容をkintoneレコードへ自動反映する
kintoneを導入していても、現場では依然としてExcelが使われているケースは多く見られます。
例えば、次のような状況です。
スタッフがExcelに入力した内容を、社員がkintoneへ手作業で転記している
人の入れ替わりのたびに、kintoneユーザーの追加・削除が発生している
Excelとkintoneでデータが分散し、どちらが最新か分からなくなる
こうした課題は、「Excelで入力した内容をkintoneへ自動連携する」運用にすることで解決できます。
kintoneのアカウントを持たないスタッフは、共有されたExcel Onlineに入力するだけで業務が完結します。kintone側では自動でレコードが作成・更新されるため、ユーザー管理の手間を増やすことなく、現場のデータを集約できます。
ここでは一例として、「Excel Onlineに入力された内容をkintoneのレコードへ自動登録する」運用をご紹介します。
例えば、複数の現場スタッフが日次の作業実績をExcel Onlineに入力するケースを想定してみます。従来は、その内容を管理者が確認し、kintoneへ手作業で転記する必要がありました。
このような状況は、連携コネクタを次のように設定して自動化することが可能です。

このシナリオでは、Excelで新規行が検知されると処理を開始します。Excelで入力されたデータはシナリオ内の設定に基づき、kintone側の各フィールドに自動反映されます。
▼Excel Onlineで行を追加

▼自動反映されたkintoneのレコード

このような仕組みにより、Excelの既存運用を維持しながらkintoneへのデータ集約が可能となります。
また、現場スタッフの入れ替えが発生した場合でも、Excelにアクセスすることができていればkintone側でのユーザー追加・削除は不要となります。
\ kintone×外部連携の実績多数 /
ユースケース②:kintoneレコード追加でExcelのレポート(グラフ)を自動生成する
kintoneには、グラフや集計を表示できる「グラフ機能」が標準で備わっています。
日々の業務データを可視化できる便利な機能ですが、実際に使ってみると次のような課題を感じることもあります。
グラフの種類やレイアウトが限られており、報告フォーマットに合わせられない
複数アプリのデータを組み合わせた集計ができず、結局Excelで作り直している
経営層や取引先への報告資料として、そのまま提出できるクオリティに仕上がらない
(▼標準グラフの詳細はこちら)

「kintoneにデータは入っているのに、報告書はExcelで別途作成している」という状況は、多くの現場で見られます。kintoneのグラフ機能をExcelで補おうとするほど、二重管理の手間が増えてしまうという課題も発生しがちです。
こうした課題は、kintoneへのレコード追加・更新をトリガーに、Excel Onlineのレポートテンプレートへデータを自動反映する仕組みを構築することで解決できます。
連携コネクタを活用すれば、kintone側の操作をきっかけに、自社フォーマットのExcelへデータを自動で出力することが可能です。kintoneの標準機能では表現しきれないレイアウトや集計も、Excelの柔軟性を活かして実現できます。
ここでは一例として、「kintoneに売上レコードが追加されるたびに、Excelの月次レポートへ自動反映する」運用をご紹介します。
具体的には、以下のような流れで実現します。

このシナリオでは、kintoneで新規行が検知されると処理を開始します。kintoneで入力されたデータはシナリオ内の設定に基づき、Excel側の各列にそのまま反映されます。
▼kintoneへレコードを追加

▼Excel Onelineでのグラフ表示

担当者は月末に改めてデータを集計・転記する必要がなく、最新のレポートをそのまま提出できます。
kintoneはデータの入り口・管理の場所として活用しつつ、レポートの「見せ方」はExcelに任せるというような役割分担ができることが、この連携の大きなメリットではないでしょうか。
\ kintone×外部連携の実績多数 /
まとめ
いかがでしたでしょうか?
kintoneとExcel Onlineをそれぞれ単独で運用しているだけでは、データの二重管理や転記作業の負担は解消されにくいのが実情です。また、人の入れ替わりが多い現場では、kintoneのユーザー管理がそのまま運用コストにつながるケースもあります。
連携コネクタを活用してExcel Onlineとkintoneを連携することで、「Excelに入力した内容がkintoneへ自動反映される」「kintoneに登録したデータからレポートが自動更新される」といった仕組みを構築できます。これにより、業務の自動化と既存資産の有効活用を同時に実現することが可能です。
まずは、入力や転記が頻繁に発生している業務から取り入れてみることで、効果を実感してみてください!
kintone導入はルーブピークへ

kintoneの力は非常に強力ですが、基本機能だけでは解決できないような複雑な要件や課題も存在します。そんな時は、業務理解に応じたアプリ設計やプラグインの活用が必要です。
Lubepeak株式会社では、kintoneの力を最大限に引き出し、お客様の業務に沿ったkintoneシステムを開発するサービスを提供しています。
kintone定額開発サービス「KYOSOU」
外部連携が必要な業務へのkintone導入実績も多数ございます。kintoneの導入や外部連携を伴うシステムの開発をご検討されているという企業様は、お気軽にお問い合わせください。
Lubepeak株式会社 代表
平井 将吾

~ 経歴 ~
2021年
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社へ新卒入社2022年~2025年
官公庁において、「kintone」の導入で「自治体DX」を多数支援2025年10月~
Lubepeak株式会社を設立。
中小企業のお客様を対象に「kintone」の導入支援を行い、要件整理から運用定着まで一貫支援
<主なサービス>
・ kintoneシステム開発サービス 「KYOSOU」
・ kintoneプラグイン提供サービス 「Plugin to Peak」2026年1月
Lubepeak株式会社が「サイボウズオフィシャルパートナー」に認定


この記事を書いた人
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