投稿日:2026年3月14日
更新日:2026年3月14日
kintone帳票出力プラグインの王道「レポトン」とは?|機能や設定方法を解説

kintoneで管理している案件データから、「見積書」や「請求書」をワンクリックで出力したい…
毎回Excelへ転記して帳票を作っており、ミスや作成漏れが発生している…
帳票出力プラグインが多すぎて、どれを選べばいいのかわからない…
―――kintoneを活用する中で、上記のようなお悩みを感じたことはありませんか?
kintone(キントーン)は、業務アプリを柔軟に構築できる強力なプラットフォームです。しかし、業務で実際に求められるのは「データの管理」だけではありません。
最終的に必要となるのは、見積書・請求書・納品書・発注書などの「帳票」として社外へ提出できる形式に整えることです。そのため、多くの企業では、kintoneで管理したデータをExcelへ転記し、帳票を別途作成するという運用が発生してしまいます。
そこで、こうした課題を解決する手段が帳票出力プラグインです。その中でも、長年にわたり多くの企業に導入され、私が個人的に「王道」と呼んでいるのが株式会社ソウルウェアが提供するkintoneプラグイン「レポトン」です。

レポトンは、既存のExcelやPDF帳票をそのまま活用できる柔軟性と、一覧出力・一括出力・外部連携などの高機能を兼ね備えた帳票出力プラグインです。
さらに近年では、帳票設定を支援する「AI設定サポート」機能も搭載され、より短時間での構築が可能になっています。
そこで、本記事では、kintone帳票出力プラグインの「レポトン」について、
どのような特徴があるのか
具体的に何ができるのか
設定はどれほど難しいのか
どのような企業に向いているのか
などを実務目線でわかりやすく解説していきます。
はじめて「帳票出力プラグイン」を導入する方も、他プラグインからの乗り換えを検討している方も、ぜひ最後までご覧ください。
- 「レポトン」とは?|王道と呼ばれる理由
- レポトンの概要
- 製品ラインナップ
- なぜ「王道」なのか?
- レポトンでできること
- 機能①:既存のExcel/PDF帳票をそのまま利用できる
- 機能②:一覧出力・一括出力に対応
- 機能③:バーコード・QRコードの出力に対応
- 機能④:出力時のフィールド自動更新
- 機能⑤:外部ストレージ連携に対応
- 機能⑥:AI設定サポート機能
- 【実践】レポトンの設定方法を解説
- 手順①:帳票テンプレートの準備
- 手順②:レポトンのインストール
- 手順③:出力位置の配置とマッピング設定
- 手順④:出力ボタンの設置
- 手順⑤:出力テストと運用設計の確認
- レポトンの料金プランと選び方
- サブスクリプション型:レポトンPro
- 買い切り型:レポトンPDF/レポトンExcel
- レポトン料金比較
- どのプランを選ぶべきか?
- レポトンはどんな企業に向いている?
- レポトンが向いているケース
- 慎重に検討すべきケース
- 重要なのは「目的の整理」
- まとめ
- kintone導入はルーブピークへ
「レポトン」とは?|王道と呼ばれる理由
レポトンの概要
レポトンは、kintoneアプリ内に登録されたデータをもとに、ExcelやPDF形式の帳票を出力できる「帳票出力プラグイン」です。
他の帳票出力プラグインでは、「PDF」は出力できるが「Excel」では出力できないというプラグインも少なくありませんが、Proプランであればいずれの形式でも出力できるのが特徴です。
レポトンを導入すると。見積書・請求書・発注書など、企業活動において日常的に発生する帳票を、PDFやExcelでkintoneのレコード情報から自動で出力できるようになります。

他にも、レポトンの特長として「既存の帳票フォーマットをそのまま活用できる」という点も挙げられます。
これまで使用していたExcel帳票をテンプレートとして利用できる
紙帳票をPDF化して、そのまま背景テンプレートとして読み込める
レイアウトを大きく作り直す必要がない
つまり、業務で長年使ってきた資産を活かしながら、kintoneと連携できるのがレポトンの強みです。
製品ラインナップ
レポトンは、用途や予算に応じて、複数の製品ラインナップが用意されています。
レポトンPro(サブスクリプション型)
レポトンPDF(買い切り型)
レポトンExcel(買い切り型)
サブスクリプション型の「Pro」では、一覧出力・一括出力・外部連携・AI設定サポートなど、より高度な機能が利用可能です。
一方、買い切り型の「PDF」「Excel」は、単票出力を中心としたシンプルな利用に適しています。

自社の運用規模や帳票出力の頻度に応じて選択できる点も、導入が進んでいる理由のひとつです。
なぜ「王道」なのか?
帳票出力プラグインは複数存在しますが、その中でもレポトンが「王道」と考える背景には、次のような理由があります。
<王道である理由>
Excel/PDFテンプレートをそのまま使える柔軟性
初心者でも扱いやすい設定画面(=kintoneのアプリ管理画面から設定できる)
一覧出力・一括出力など実務で求められる機能を網羅
バーコード・QRコード出力への対応
外部ストレージ連携や自動保存機能
さらに近年では、「AI設定サポート」機能が追加され、帳票テンプレートの解析やフィールド配置の補助が可能となりました。
これにより、「設定にかかる時間の短縮」、「レイアウトミスの削減」、「帳票設定の属人化防止」といった効果が期待できます。また、単に「出力できる」だけでなく、実務運用に耐えうる機能と拡張性を備えています。
これらのバランスが取れている点こそが、レポトンが長年選ばれ続けている理由と言えます。
(▼「帳票出力」に関する比較記事はこちら)

レポトンでできること
レポトンを導入することで、kintoneに登録されたデータを活用し、実務レベルで帳票を扱えます。
ここでは、実際の業務現場で評価されている代表的な機能を整理します。
機能①:既存のExcel/PDF帳票をそのまま利用できる
レポトン最大の特長は、現在使用している帳票フォーマットをそのまま活用できる点です。これにより、「これまで使ってきた社内標準フォーマットを変えたくない」というニーズにも対応できます。
機能②:一覧出力・一括出力に対応
単票出力だけでなく、一覧形式での出力や複数レコードの一括出力にも対応しています。
<活用例>
未入金一覧の出力(一覧出力)
複数請求書の一括ダウンロード(一括出力)
大量帳票を扱う業務では、この機能の有無が運用効率を大きく左右します。
機能③:バーコード・QRコードの出力に対応
レポトンでは、バーコードやQRコードの出力にも対応しています。
<活用例>
マイページURLをQRコードへ埋め込む
出力元のkintoneレコード詳細画面のURLを埋め込む
これにより、「帳票」と「システム」を連動させた業務設計が可能となります。
機能④:出力時のフィールド自動更新
帳票を出力したタイミングで、kintoneのフィールドを自動更新することも可能です。
<活用例>
出力日を自動入力
ステータスを「発行済み」へ自動更新
「出力日」や「出力状況」の情報と業務を連動させることができるため、業務の幅をより広げることにつながります。
例えば、出力対象が多い場合は、帳票機能②で紹介した「一括出力」との併用が有効です。
具体的には、ステータスが「未発行」であるレコードのみを絞り込んで一括出力するようにします。出力と同時にステータスが「発行済み」へ自動更新されるため、「どのレコードまで出力したか」を管理する手間が省け、重複発行や漏れを防ぐことができます。
機能⑤:外部ストレージ連携に対応
出力した帳票を、自動で外部ストレージへ保存することも可能です。
<連携可能サービス>
Google Drive
Dropbox
box(2025年3月~)
これにより、kintone側の容量の節約や、出力先のURLを共有することによって、kintoneユーザーではない人にも帳票を送付することができます。
例えば、外出先や作業現場で即座に顧客へ見積書を渡したい場合、機能③で紹介した「QRコード出力」との組み合わせが非常に効果的です。
具体的には、帳票出力と同時にGoogle Driveへ保存し、その格納先URLをQRコードとして帳票(または画面)に表示します。顧客が自分のスマホで読み取るだけで、その場でPDFをダウンロードできるため、後からメールで送付する手間を省くことができます。
機能⑥:AI設定サポート機能
近年追加された注目機能が「AI設定サポート」です。
帳票テンプレートを解析し、kintoneフィールドとの対応付けを支援する機能で、設定作業の効率化を目的としています。
<具体的なAI機能>
フィールドの配置やマッピングが自動化
帳票レイアウトからAIが提案するフィールドの作成が可能
帳票設定は、位置ずれやフィールド指定ミスが発生しやすい作業です。AIによる補助機能は、特に初めて設定する担当者にとって大きな支援となります。

このようにレポトンは、単なる「帳票出力ツール」ではなく、実務運用を前提とした多機能な帳票基盤と言えます。
\ kintoneのプロが対応 /
【実践】レポトンの設定方法を解説
ここでは、実際にレポトンを使って帳票を出力するまでの基本的な流れを解説します。
操作自体は複雑ではありませんが、事前準備と設計の整理が重要です。特に、「どのデータを、どのレイアウトで、どのタイミングで出力するのか」を明確にしておくことで、スムーズに設定を進めることができます。
実際に現場では、システム化を機に「帳票のレイアウトを見直したい」ということも少なくありません。そのため、レポトンの設定以前に「出力したい帳票は何なのか」を定義しておくことが重要となります。
手順①:帳票テンプレートの準備
まずは、出力したい帳票の「テンプレート」を準備します。レポトンでは、既存のExcel帳票や、紙帳票をPDF化し、それを背景テンプレートとして読み込むことができます。
繰り返しになりますが、ここで重要なのは「kintoneのどのフィールドを、帳票のどの位置に出力するか」を事前に整理しておくことです。特に、明細(テーブル)部分の扱いはアプリ設計の段階で決めておくと良いと思います。
というのも、私がシステムを構築する際は、「帳票出力」の実装は終盤に行い、それより前に「アプリ設計」や「フィールド設計」を固めるケースが多いです。結果として、帳票出力に関する実装の手戻りを抑制することができています。
手順②:レポトンのインストール
次に、kintoneシステム管理からレポトンのプラグインファイル(zip)をインストールし、対象アプリへ適用します。
プラグインはアプリ単位で設定を行います。そのため、帳票を出力したいアプリごとに設定する必要があります。
手順③:出力位置の配置とマッピング設定
テンプレートを読み込み、出力したい位置に「出力枠」を配置します。
設定画面では、テンプレートを背景として表示しながら出力枠を設置できるため、視覚的に作業できます。また、プレビュー機能もあるため、位置ずれがあればその場で調整可能です。

また、機能⑥で紹介した「AI設定サポート機能」を活用すれば、テンプレートの内容をもとにフィールド候補の提案を受けながら設定を進めることもできます。初めて設定する場合でも、作業負担を軽減できる点は大きなメリットです。
手順④:出力ボタンの設置
設定が完了すると、レコード詳細画面や一覧画面に出力ボタンを表示できます。出力対象や表示条件は、ユーザーのロールやレコードのステータスに応じて制御することも可能です。
これにより、たとえば「承認済みのレコードだけ出力する」や「担当者だけが見積書を出力できる」といった運用ルールが実現できます。
手順⑤:出力テストと運用設計の確認
最後に、テスト出力を行い、レイアウトや出力内容を確認します。微妙な出力位置のずれで受領者からの信頼を損ないかねません。入念な出力テストが重要です。
帳票は様々なレイアウトパターン(単票/宛名ラベル/一覧表など)があるため、設定に慣れていても油断せずに検証することをオススメします。また、出力後にフィールドが自動更新されるなど追加設定を行っている場合は、その動作も必ず確認しましょう。
レポトンの料金プランと選び方
レポトンには、サブスクリプション型と買い切り型の2つの提供形態があります。自社の運用規模や帳票出力の頻度に応じて、最適なプランを選択することが重要です。
サブスクリプション型:レポトンPro

「レポトン Pro」は、月額制で利用できるプランです。
単票出力に加え、一覧出力・一括出力・ラベル出力・外部ストレージ連携・AI設定サポートなど、実務運用を前提とした機能が網羅されています。
大量の帳票を扱う企業や、将来的な拡張も視野に入れている場合には、Proプランが適しています。特に、月次請求や定期的な大量出力を行う業務では、一括出力機能の有無が大きな差になります。
買い切り型:レポトンPDF/レポトンExcel

買い切り型は、初期費用のみで利用できるプランです。PDF出力専用、またはExcel出力専用の製品が用意されており、単票出力を中心としたシンプルな運用に向いています。
「まずは見積書だけ出力できればよい」「帳票の種類は少ない」という場合には、コストを抑えた選択肢となります。
ただし、一覧出力や一括出力、AI設定サポートなどの高度な機能は利用できないため、将来的な業務拡張を見据える場合は慎重に検討する必要があります。
レポトン料金比較
| サブスク | 買い切り | ||
|---|---|---|---|
| レポトン Pro 月額22,000円 | レポトン PDF 220,000円 | レポトン Excel 220,000円 | |
| 出力形式 | PDF/Excel | Excel | |
| 明細・単票出力 | ✓ | ✓ | ✓ |
| 一覧出力 | ✓ | ― | ― |
| ラベル出力 | ✓ | ― | ― |
| 一括出力 | ✓ | ― | ― |
| AI設定サポート機能 | ✓ | ― | ― |
| 外部連携 | ✓ | ― | ― |
| その他機能(バーコード出力など) | ✓ | ― | ― |

どのプランを選ぶべきか?
プラン選定のポイントは、「帳票の種類」と「出力頻度」です。
例えば、
・月に数回、単票のみ出力する
・帳票種類が限定されている
といったケースであれば、買い切り型でも十分対応可能です。
一方で、
・毎月大量の請求書を出力する
・複数種類の帳票を運用する
・将来的に自動保存や外部連携を活用したい
といった場合には、Proプランが適しています。
帳票出力は一度仕組みを作ると長期間運用されることが多いため、短期的なコストだけでなく、中長期的な運用効率も含めて判断することが重要です。
\ kintoneのプロが対応 /
レポトンはどんな企業に向いている?
ここまで、レポトンの機能や料金プランを整理してきました。では、実際にどのような企業に適しているのでしょうか。
帳票出力は業種を問わず発生する業務ですが、特に次のようなケースではレポトンの効果を実感しやすい傾向があります。
レポトンが向いているケース
ケース1:既存の帳票フォーマットを維持したい企業
まず、既存の帳票フォーマットを維持したい企業です。
長年使用してきた見積書や請求書のレイアウトを変更できない場合、テンプレートをそのまま活用できるレポトンは相性が良いと言えます。
特に、社内承認済みのフォーマットや取引先指定の書式がある場合には、大きなメリットとなります。
ケース2:帳票出力の頻度が高い企業
次に、帳票出力の頻度が高い企業です。
毎月大量の請求書を発行する、案件ごとに見積書を出力するなど、日常的に帳票を扱う業務では、「一括出力」や「一覧出力」の有無が業務効率に直結します。
こうした運用では、レポトン Proの機能が効果を発揮します。
慎重に検討すべきケース
一方で、すべての企業にとって最適とは限りません。
例えば、
・帳票の種類が少なく、出力頻度も低い
・PDF出力のみで十分
・高度な自動化は不要
といった場合には、買い切り型や他の帳票出力プラグインでも十分に対応できる可能性があります。
また、帳票以外の高度なカスタマイズも同時に実現したい場合には、総合的なカスタマイズツールを検討する選択肢もあります。
重要なのは「目的の整理」
レポトンを選ぶかどうかの判断基準は、「価格」だけではありません。
帳票出力の元となるレコードができる過程で「カスタマイズ」は発生する場合、他のプラグインが必要となる可能性も大いにあります。たとえば、複数の案件レコードを1つの請求レコードにまとめるようなことは基本機能では実現できません。
そのため、こうした「帳票出力以外」の視点でも、要件を整理することが重要です。
帳票出力は、多くの企業で発生する共通業務です。だからこそ、適切なサービスの選定がその後の業務効率を大きく左右します。
\ kintoneのプロが対応 /
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本記事では、kintone帳票出力プラグインの王道「レポトン」について、機能や料金、他プラグインとの違いまで整理してきました。
kintoneは、業務データを柔軟に管理できるツールですが、実務においては「帳票として出力する」工程がよく発生します。
そのため、見積書や請求書などの帳票を、どのように効率よく・正確に出力できるかは、kintone活用の完成度を大きく左右します。
まずは、自社の帳票業務を整理し、「どの帳票を」「どの頻度で」「どのように出力したいのか」を明確にしてみてください!
kintone導入はルーブピークへ

kintoneの力は非常に強力ですが、基本機能だけでは解決できないような複雑な要件や課題も存在します。そんな時は、業務理解に応じたアプリ設計やプラグインの活用が必要です。
Lubepeak株式会社では、kintoneの力を最大限に引き出し、お客様の業務に沿ったkintoneシステムを開発するサービスを提供しています。
kintone定額開発サービス「KYOSOU」
帳票出力が必要な業務へのkintone導入実績も多数ございます。kintoneの導入や帳票出力を伴うシステムの開発をご検討されているという企業様は、お気軽にお問い合わせください。
Lubepeak株式会社 代表
平井 将吾

~ 経歴 ~
2021年
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社へ新卒入社2022年~2025年
官公庁において、「kintone」の導入で「自治体DX」を多数支援2025年10月~
Lubepeak株式会社を設立。
中小企業のお客様を対象に「kintone」の導入支援を行い、要件整理から運用定着まで一貫支援
<主なサービス>
・ kintoneシステム開発サービス 「KYOSOU」
・ kintoneプラグイン提供サービス 「Plugin to Peak」2026年1月
Lubepeak株式会社が「サイボウズオフィシャルパートナー」に認定


この記事を書いた人


































































