投稿日:2025年10月14日
更新日:2026年3月12日
【Slack連携】「Smart at message for kintone」でkintoneと全チャットツールを連携させてみた!

kintoneとチャットツールが連携できるのは知ってるけど、「Slack」とは連携できるの?
kintoneアカウントを持たないユーザーに通知できない
kintoneの通知が常に「99件」で、結局埋もれてしまう
定型の通知文では、更新内容がわからない
―――業務における「通知」や「リマインダー」で上記のような課題を感じてはいませんか?
kintone(キントーン)の「通知機能」へは、不満の声がある一方で、理解して使いこなせば基本機能の範囲でも十分な役割を果たします。まずは、基本機能で何ができるかを理解することが重要です。
「通知機能」の基本については、以下のコラムで解説しています。まだご覧になっていない方は、是非こちらを先にお読みください!

とはいえ、実業務では必須機能だが、基本機能には搭載されていないというものも多く存在します。
代表例として、「kintoneとチャットツール(Slack)を連携したい」というものです。
この場合は、「プラグイン」の活用が有効です。
ここで活躍するプラグインの一つが「Smart at message for kintone」 です。「Smart at message for kintone」があれば、社内外問わず、オリジナルのメールやチャットツールへの通知を送ることができます。
本記事では、その中でも「Slack連携」に焦点を当て、ハンズオン形式で詳しく解説していきます。
また、プラグインの設定方法だけではなく、特に迷いやすい「Slackでの必要な操作」や「活用例」についても詳しく触れていきます。「Slack側の操作に不安がある方」や「社内でSlackを利用されている方」には参考になる内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください!
なお、記事の作成に当たっては、M-SOLUTIONS株式会社様にレビューをしていただいております。

※連携できるチャットツールの種類が多いため、他のチャットツールに関するコラムは【LINE WORKS編】,【Chatwork編】のように分けさせていただきます。続編をお待ちください!
プラグイン「Smart at message for kintone」とは?
「Smart at message for kintone」とは、kitnoneの操作を契機とした通知メールの件名・本文のカスタイマイズ、kintoneユーザ以外への通知、チャートツールとの連携を実現できる「kitnoneの通知機能を強化する万能プラグイン」です。

Smart at message for kintoneの特徴
「Smart at message for kintone」には、以下のような特徴があります。
チャートツール(Slack、Teams、Chatworkなど)やメールを通じて、kintoneのアカウントを持たないユーザーへも送信できる
通知の件名や本文をカスタマイズでき、(チャートツールに対しては)添付ファイルをURLで送信することもできる
レコードの値をもとにした動的な本文を作成できる
(アプリ別、レコード別に)送信元メールアドレスを設定できる
チャートツールへの通知履歴は専用アプリで管理でき、不達時にエラー内容を記録できる(※)
(※)メール送信の結果は、お客様が契約している連携サービス「SendGrid」へログインし、ステータスを確認する必要があります。
サービス費用について
「Smart at message for kintone」は、年額制となっています。プランについては4つが用意されており、自社の送信数に合ったプランを選ぶ必要があります。また、メール送信件数の上限追加は別途オプション(月6,000件追加/20,000件追加/50,000件追加)となっています。
| プラン名 | 初期費用(税別) | 費用(税別) | ID数・メール送信件数 |
|---|---|---|---|
| スターター | ¥100,000 | ¥120,000/年 | 50IDまで、10,000件/月まで(※) |
| ライト | ¥100,000 | ¥360,000/年 | 200IDまで、60,000件/月まで(※) |
| スタンダード | ¥200,000 | ¥600,000/年 | 500IDまで、200,000件/月まで(※) |
| エンタープライズ | ¥200,000 | ¥1,200,000/年 | 1,000IDまで、500,000件/月まで(※) |
(※)メール送信時、M-SOLUTIONSが契約している連携サービス「SendGrid」を利用する場合、メール送信件数が 1/10 になります。(例)10,000件 → 1,000件
※1ドメイン1契約で、複数のアプリで利用可能
※税抜き価格

チャートツールとの連携で「できること」
「Smart at message for kintone」を使うと、kintoneとチャットツールを連携できると記載しました。
では、"どのチャットツール"と"どのように"連携できるのでしょうか。
Smart at messageで連携できる6つのチャットツール
現在、「Smart at message for kintone」で連携可能なチャットツールは以下の通りです。
Slack
Chatwork
LINE WORKS
Google Chat
LINE
Microsoft Teams
その他のプラグインでチャットツールとの連携を可能にするものとしては「gusuku Customine」が挙げられます。
しかし、今のところ「gusuku Customine」では「LINE」との連携は実装できないため、「LINE連携」を検討されている方は「Smart at message for kintone」を選ぶ必要があります。
Webhook(ウェブフック)による通知が可能
「Smart at message for kintone」では、Webhookを利用した通知を実現します。
Webhookとは、「何かが起きた瞬間に、自動で他のシステムへ知らせる仕組み」です。
例えば、kintoneで使う場合―――
レコードが登録されたとき
ステータスが「承認済み」に変わったとき
などのタイミングで、kintoneが自動的に指定したURLへデータを送信します。そのデータを受け取った側(例:SlackやLINE WORKSなど)が、通知などの特定の処理を実行します。
少し技術的ですが、kintoneアカウントを持たないユーザーからのWebフォーム回答時や、プロセス管理の承認依頼時など、"届けたいタイミングで"通知を自動送信できるため、基本機能をマスターした方は是非「Webhook」の利用に挑戦してください。
\ kintoneのプロが対応 /
Slackとの連携方法について【実践編】
それでは、ここからは「kintone」と「Slack」の連携方法を順に追っていきます。
あらかじめ、kintoneの環境はご準備ください。
また、メインの「Smart at message for kintone」についても、下記のリンクから無料トライアルを申し込み、お手元にご準備ください。
本記事では、実際にSmart at message for kintoneを検証した環境をもとに、kintoneと Slackを連携する具体的な手順を解説しています。
※無料トライアルお申込み(Smart at message for kintone)
※本番環境でのトライアルを利用する場合、意図しないSlackの通知が送信される可能性があるため、通知先チャンネルやWebhook設定を事前にご確認ください。
0. 事前準備【共通操作】
0-1:プラグインファイル及びアプリテンプレートをダウンロードする
無料トライアルを申込後に送られてくるメール内のURLより、以下3つをダウンロードします。
プラグインファイル(zip形式)
アプリテンプレート(zip形式)※送信ログアプリ
利用マニュアル、参考資料

0-2:プラグインファイルを読み込む
kintoneシステム管理画面からプラグインファイルを読み込みます。
システム管理者またはcybozu.com共通管理者のみ操作可能です。

0-3:アプリテンプレートを読み込む
お使いの[kintoneアプリストア]で「テンプレートファイルを読み込んで作成」を選択し、「アプリテンプレート(zip形式)」を読み込みます。
これで「送信ログアプリ」が作成できます。

また、読み込んだアプリの「アプリID」、「APIトークン」を記録しておいてください。(※「1-4:cybozu.com共通管理者アカウント/送信ログ設定」で使用します)
0-4:サンプルアプリを読み込む【任意】
今回は、[kintoneアプリストア]の「旅費精算申請」というアプリを使って検証します。「旅費精算申請」アプリを開き、[このアプリを追加]をクリックしてください。

0-5:プロフィール項目で「カスタマイズ項目の設定」を追加する
Slack・Chatwork・LINE WORKS・LINEへの通知を行う場合、通知先に組織選択・グループ選択・ユーザー選択を設定するには、あたかじめチャットツール側の通知先情報が必要となります。
そのため、cybozu.com共通管理の[プロフィール項目の設定]で「カスタマイズ項目の設定」を行います。当該操作が必要となるチャットツールは、以下の通りです。
※今回は、1行目だけで問題ありません
| チャットツール | 項目名 | 項目コード | タイプ | 公開/非公開 | ユーザーによる変更 |
|---|---|---|---|---|---|
| Slack | SlackID(※任意) | slack | 文字列(1行) | 任意 | 任意 |
| Chatwork | ChatworkID(※任意) | chatwork | 文字列(1行) | 任意 | 任意 |
| LINE WORKS | LINE WORKS User ID(※任意) | line_works | 文字列(1行) | 任意 | 任意 |
| LINE | LINE ID(※任意) | line_id | 文字列(1行) | 任意 | 任意 |
【設定項目の意味】
公開/非公開:
すべてのユーザーにIDを公開する場合はチェックします。 非公開にした場合はcybozu.com共通管理の「ユーザー情報の編集」画面とユーザー本人のプロフィール画面にのみ表示されます。ユーザーによる変更:
ユーザー本人に項目の値の変更を許可する場合はチェックします。
0-6:指定のWebhookURLをアプリへ保存する
アプリから送信されるデータの送信先URLを指定します。
該当アプリ「旅費精算アプリ」の設定画面から「Webhookの編集」を開き、指定URLを入力してください。
※指定URL:WebhookURLは「0-1:プラグインファイル及びアプリテンプレートをダウンロードする」で取得した「利用マニュアル」に記載されております。セキュリティの都合上、本ページでは公開できない点ご了承ください。
\ kintoneのプロが対応 /
1. Slackとの連携【例:プロセス管理の申請をチャンネル上で上司へ通知しよう】
「Slack」との連携を活用し、Slackのチャネル上で上司に対して、旅費精算の承認依頼を通知する仕組みについて紹介します。Slackをお使いではない方は「無料」で利用できますので、専用のワークスペースをご用意ください。
1-1:通知の要件
今回の「通知の要件」は以下とします。
この要件を実現する実装をハンズオン形式で進めていきます!
【通知の要件】
kintoneのアプリ上で、申請者が上司へ「申請」した際に、Slackのチャネル上に通知が送信される。(※上司へメンション)
申請には「プロセス管理」を使用する。
通知元はSlackの「Bot」とする。
通知内容に記載されるURLから該当のkintoneレコードへ遷移できる。
【実装後のイメージ】

(▼「プロセス管理」が初めてという方は、ぜひこちらをお読みください)

1-2:Slackで「OAuth Accessトークン」を発行する
初めに、プラグインの設定画面で入力が必要となる「OAuth Accessトークン」をSlack APIの画面で発行します。
「kintoneは得意だけど外部連携の経験がない…」という方にとっては、ここがつまずきやすい部分でもあるため、しっかりチェックしてください!
slack APIログインURL:https://api.slack.com/apps
ログイン後、[Your apps]をクリックし、下図の画面で「Create an App」をクリックします。

ここで表示されるポップアップ画面では、以下の2項目を入力し、完了したら[Create App]をクリックします。
App Name:内容は任意です。(ここでは「Example App」としました。)
Pick a workspace to develop your app in:通知先にしたいSlackのワークスペースを選択してください。

ここからは、【通知の要件】によって操作が異なるため注意が必要です。
「Bot Token Scopes」を設定します。
タブ[OAuth & Permissions]を開き、「Add an OAuth Scope」ボタンから「chat:write」 「chat:write:customize」の2種を追加します。

今回は「Bot」からの通知送信を前提としているため、分かりやすいようタブ[App Home]にある「App Display Name」欄の「Edit」ボタンから、「Botの表示名」・「Botのユーザー名」を入力してください。
ここでは「申請通知Bot」、「message_bot」としました。

※Always Show My Bot as OnlineをONにするとBot名がSlack上で表示されます。
最後に、同タブ[OAuth & Permissions]にある「Install to Workspace名」ボタンをクリックし、Slackのワークスペースと連携します。そうすると、晴れて「OAuth Accessトークン」がコピーできるようになります。

1-3:Smart at messageで「OAuth Accessトークン」を入力する
ここからは、プラグイン「Smart at message for kintone」の設定です。初めに、先ほど入手した「OAuth Accessトークン」を入力します。
設定対象のアプリを開き、プラグイン画面を開きます。

[利用する通知手段]で「Slack」にチェックを入れ、[OAuth Accessトークン]へ前項で入手したトークンをペーストしてください。
その後、Slackへの送信を試す場合は、「送信テスト」をクリックします。(※すぐには送信されません!)

1-4:送信テスト
「送信テスト」をクリックすると、[ダイレクトメッセージID または チャンネルID]の入力が求められます。
これは、Slack内の通知先を特定するためのものであり、下記2パターンがあります。
通知内容や通知による周囲への影響を考慮し、通知範囲を決定してください。
上司に個別で申請を送信する場合:
「メンバーID」を指定します。特定のユーザーへの送信です。周囲へ公開する必要のない通知(1on1)や個人の事務手続きなどはこちらを使用します。
チャンネルに申請を送信する場合:
「チャンネルID」を指定します。チームで状況を可視化するような場合、相互チェックするような場合に使用します。こちらを選択しても、上司へのメンションは可能です。
個人的には、他の社員のレビュー依頼内容・そのレビューへの結果などを共有することで付随的に「ノウハウ共有」ができるため、申請管理における運用設計では利用を強く推しています。また、私の過去の経験としても他人に「見られている」と感じている環境下では、見直し回数も増え、アウトプットのクオリティが向上したことがあります。
<メンバーIDの取得方法>
画面左下のユーザーアイコンから「プロフィール」を表示し、3点リーダーからコピーができます。

<チャンネルIDの取得方法>
チャンネルの名称です。送信テストができるチャンネルを指定してください。
また、「#チャンネル名」のように「#」も含めても動作します。

※事前にチャンネルへ「アプリ」(※今回は「Example App」)を追加する必要があります。

もし、すでに基本機能の「連携コネクタ」を使用してkintoneとSlackを連携している場合は、上図のように「kintone」というオレンジアイコンのアプリが表示されます。これではないので、追加アプリの間違いにはご注意ください。
上記のいずれかを入力し「送信」ボタンをクリックすると、Slackへテスト通知が送信されます。
1-5:cybozu.com共通管理者アカウント/送信ログ設定
続いては、「Smart at message for kintone」の設定画面で以下の2項目を入力します。
cybozu.com共通管理者アカウント(ID、パスワード)
送信ログ設定(参照:0-3:アプリテンプレートを読み込む)
※プロセス管理のステータス遷移後に他のプラグインやJavaScriptが動作する場合、「return eventを強制する」にチェックを付けっる必要があります。
1-6:条件通知の設定
[条件通知]を設定します。
ここでは、条件別に通知が複数パターン設定できます。
まずは、下図の通り「通知設定名」・「レコード条件」を設定します。

※他にも送信する通知を設定したい場合は、画面右下の「追加」をクリックします。
次に、「通知先」・「件名」・「本文」を設定します。
「件名」・「本文」については、フィールドの値を使用する場合、「挿入」ボタンから「%%フィールドコード%%」を差し込みます。
宛先や納期などを含めるなど、重要な情報が瞬時にキャッチできるような件名や本文を組むと良いでしょう。
※チャットツールの場合、「件名」は通知に含まれません。

これで、設定は完了です。
プロセス管理を動かし、Slackのチャネルを確認してみてください!また、送信ログアプリも併せて確認しましょう。

■ 企業情報
M-SOLUTIONS株式会社:https://m-sol.co.jp/
Smart at message for kintone:https://smartat.jp/kintone-solution/message/\ kintoneのプロが対応 /
まとめ
いかがでしたでしょうか?
kintoneの「通知」は便利ですが、未読数が溜まりがちで、それ故に見逃しやすいのが不安要素です。
ただ、使用しているチャットツールと連携することで、タスクや重要な連絡を1箇所に集約でき、業務の漏れを防止できます。また、チャネルのようなコミュニケーションスペースへ通知を共有することで、チーム内の相互連携を強化することにもつながります。
ぜひ一度、Slackユーザーの方は、本記事を参考に「Smart at message for kintone」で「kintone」と「Slack」を連携してみてください!
本記事の内容は、執筆時点での「Smart at message for kintone」および「Slack」の仕様をもとにしています。UIや仕様変更があった場合は、公式ドキュメントもあわせてご確認ください。また、Lubepeakが検証環境において「Smart at message for kintone 」を用いてSlack連携を行った際の手順をもとに解説しています。kintone+外部連携で業務を改善します!

kintoneの力は非常に強力ですが、基本機能だけでは解決できないような複雑な要件や課題も存在します。そんな時は、業務理解に応じたアプリ設計やプラグインの活用が必要です。
Lubepeak株式会社では、kintoneの力を最大限に引き出し、お客様の業務に沿ったkintoneシステムを開発するサービスを提供しています。
kintoneシステム開発サービス「KYOSOU」
kintoneの導入や「Slack連携」に関する機能の開発をご検討されているという企業様は、お気軽にお問い合わせください。
Lubepeak株式会社 代表
平井 将吾

~ 経歴 ~
2021年
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社へ新卒入社2022年~2025年
官公庁において、「kintone」の導入で「自治体DX」を多数支援2025年10月~
Lubepeak株式会社を設立。
中小企業のお客様を対象に「kintone」の導入支援を行い、要件整理から運用定着まで一貫支援
<主なサービス>
・ kintoneシステム開発サービス 「KYOSOU」
・ kintoneプラグイン提供サービス 「Plugin to Peak」2026年1月
Lubepeak株式会社が「サイボウズオフィシャルパートナー」に認定


この記事を書いた人


































































