投稿日:2026年7月16日
更新日:2026年7月16日
kintoneの伴走支援とは?|受けられるサービスやメリットを解説

YouTubeやインターネットの記事を参考にkintoneのアプリを作ってみたものの、実際の業務フローに合わず、現場で活用されていない…
システム開発会社にkintoneアプリの構築を依頼したが、修正するたびに追加費用が発生し、継続的な改善が難しい…
―――kintoneを導入したものの、期待した成果が得られず、このような悩みを抱えていませんか?
kintone(キントーン)は、業務に合わせて柔軟にアプリを構築・改善できるツールです。一方で、業務の整理やアプリ設計が十分でなければ、現場に合わないアプリが増え、社内に定着しない可能性があります。
そんな方におすすめしたいのが、kintoneの「伴走支援サービス」です。
kintoneの伴走支援サービスでは、業務改善やkintoneに精通したパートナーから、業務の整理やアプリ構築、導入後の改善、社内教育などの継続的な支援を受けられます。
単にアプリを作ってもらうだけでなく、パートナーと一緒に改善を進めることで、社内にkintoneの知識やノウハウを蓄積できる点も特徴です。
本記事では、kintoneの伴走支援サービスの概要や受けられる支援、導入するメリットについて解説します。
導入事例や伴走支援パートナーを選ぶ際のポイントも紹介するため、kintoneの活用や内製化にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
- kintoneの伴走支援は導入後の課題解決や活用定着を補助するサービス
- kintoneの伴走支援で受けられる4つのサービス
- 業務コンサルティング
- 内製化支援
- アプリの設計・開発
- 教育・研修
- kintoneの伴走支援を依頼する4つのメリット
- 導入初期にかかる負担を軽減できる
- 導入後も継続的に改善を重ねられる
- 業務効率の向上によりコスト削減を進められる
- 教育支援により業務に直結する操作スキルを効率よく習得できる
- kintoneの伴走支援サービスの導入事例3選
- 事例①:株式会社日刊工業新聞社
- 事例②:株式会社ルケオ
- 事例③:京葉ガス株式会社
- 伴走支援パートナーを選ぶ際の3つのポイント
- ヒアリング力・提案力
- 実績・専門性
- 料金形態
- まとめ
- kintoneの伴走支援ならルーブピークへ
kintoneの伴走支援は導入後の課題解決や活用定着を補助するサービス
kintoneの伴走支援は、kintoneに精通した支援会社が、企業の課題に合わせてアドバイスや開発、教育などを継続的に支援するサービスです。
具体的には、パートナー企業が企業の方針や現状の課題を踏まえてITツールの選定を含めてアドバイスや開発、教育支援などを実施してくれます。さらに、システムが構築された後もコミュニケーションを取りながら、改善のサイクルを回すことを念頭に提案してくれるのが特長です。
一般的な請負型のシステム開発では、あらかじめ決めた要件に沿ってシステムを構築し、完成後に改修が必要となった場合は、別途依頼するケースが一般的です。
そのため、システムの詳細に関する確認や改修はITベンダー側に都度依頼したり、確認したりする必要があります。
このように、一般的なITベンダーと異なり、kintoneの伴走支援では、パートナー企業が顧客や業務の整理からkintoneを活用したシステム化まで、継続的なサポートを提供してくれます。
kintoneの伴走支援で受けられる4つのサービス
kintoneの伴走支援で受けられるサービスには、主に次の4つがあります。
業務コンサルティング
内製化支援
アプリの設計・開発
教育・研修
業務コンサルティング
業務コンサルティングでは、パートナー企業が現場で見えづらい業務課題に対し、第三者の立場から業務内容・業務フローを客観的に診断したうえで、業務改善策を提案してくれます。
具体的な業務としては、業務フロー図の作成や機能要件の洗い出し、システム化による効果測定などがあります。
内製化支援
内製化支援では、自社の担当者がアプリを構築・改善できる体制づくりをサポートしてもらえます。
アプリの作成方法を教わるだけでなく、実際の業務課題を題材に、設計や改善の進め方についてアドバイスを受けられる点が特徴です。
企業が実施する基礎研修を受けると、運用担当者や管理者が、設定変更や機能追加を自社で行うためのスキルを身につけられます。
アプリの設計・開発
kintoneのアプリ設計・開発では、さまざまな業界業務に精通したパートナー企業が業務に合ったkintoneアプリを一から設計・構築してくれます。また、パートナーによっては、打ち合わせの場で要望を確認しながらアプリを構築する、対面開発形式のサービスも提供しています。
パートナー企業が設計・開発するアプリは、ノーコード・ローコードでのアプリだけではありません。
プラグインや外部連携サービス、JavaScriptなどを活用し、基本機能だけでは対応できない自動登録や自動集計などを実現してもらえる場合もあります。
教育・研修
教育・研修では、パートナー企業がユーザーの理解度や役割に応じた研修を実施してくれます。
たとえば、これからkintoneを使う現場スタッフには基本操作のレクチャーを、管理者にはアクセス権限管理やアプリ設計のレクチャーをといった具合に、レベルに合わせた研修を実施してくれるのが特長です。また、パートナー企業によっては、業務シナリオに基づく実践形式(ハンズオン)の指導も実施してくれます。
実践形式の指導は、自社でアプリやシステムを改善できる人材を育成したい場合に有効です。
kintoneの伴走支援を依頼する4つのメリット
kintoneの伴走支援を依頼する主なメリットは、次の4つです。
導入初期にかかる負担を軽減できる
導入後も継続的に改善を重ねられる
業務効率の向上によりコスト削減を進められる
教育支援により業務に直結する操作スキルを効率よく習得できる
伴走支援は、単にkintoneアプリを構築してもらうためのサービスではありません。業務の整理からアプリの設計・構築、運用開始後の改善、社内教育まで、自社の状況に応じた支援を受けられる点が特徴です。
ここでは、それぞれのメリットについて詳しく解説します。
導入初期にかかる負担を軽減できる
kintoneの伴走支援を活用することで、導入初期にかかる担当者の負担を軽減できます。
kintoneの導入では、業務内容や課題を整理したうえで、必要なアプリや運用ルールを検討する必要があります。しかし、社内にノウハウがない場合、何から始めればよいか分からず、導入に時間がかかることがあります。
伴走支援では、専門家のアドバイスを受けながら業務整理や課題の可視化、アプリ構築を進められるため、手戻りを抑えながら効率的に導入できます。
また、業務に合ったアプリや運用ルールを整備できるため、導入後もスムーズに活用しやすくなります。
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導入後も継続的に改善を重ねられる
kintoneの伴走支援を活用することで、導入後も継続的にアプリや運用方法を改善できます。
kintoneは、導入後も現場の変化に合わせて改善を重ねることが重要です。実際に利用する中で発生する「入力項目を変更したい」「別の業務にも活用したい」といった要望にも対応できます。
伴走支援では、定例会やチャットなどを通じて課題を相談でき、フィールドや業務フローの見直しもサポートしてもらえます。
継続的な改善を重ねることで、kintoneを一時的なツールではなく、日常業務を支えるシステムとして定着させやすくなるでしょう。
業務効率の向上によりコスト削減を進められる
kintoneの伴走支援を活用することで、業務効率化を進め、作業時間や運用コストの削減につなげられます。
伴走支援では、業務の流れを整理しながら、不要な手順や重複作業を見直したうえでkintone化を進めます。
例えば、複数部署で管理しているExcelファイルを集約する場合も、各部署の業務内容や必要な情報を整理し、使いやすい形でアプリを構築できます。
その結果、次のような作業の削減が期待できます。
Excelや紙からの転記作業
複数ファイルへの重複入力
データ集計や資料作成
情報確認のための問い合わせ
書類や過去データを探す作業
手作業による入力や確認の時間が短縮されることで、人的コストの削減や業務品質の向上につながります。
教育支援により業務に直結する操作スキルを効率よく習得できる
kintoneの伴走支援では、操作方法を一方的に学ぶのではなく、実際の業務で使うアプリを題材にしながらスキルを身につけられます。
そのため、「機能の使い方は理解したものの、自社の業務でどのように活用すればよいか分からない」といった状況を防ぎやすくなります。
例えば、日々の業務で利用するアプリを作成・改善しながら、次のような操作を実践的に習得できます。
フィールドの追加や配置
一覧画面やグラフの作成
アクセス権や通知設定
アプリの修正・改善
また、アプリ作成の途中で発生した疑問や課題についても相談できるため、試行錯誤しながら正しい設定方法を身につけられます。
こうした学習を重ねることで、現場メンバー自身が業務の変化に合わせてアプリを改善できるようになります。結果として、外部への依頼を最小限に抑えながら、社内で継続的にkintoneを活用できる体制づくりにつながるでしょう。
kintoneの伴走支援サービスの導入事例3選
kintoneの伴走支援サービスを活用した事例として、サイボウズの公式資料で紹介されている次の3社を取り上げます。
株式会社日刊工業新聞社
株式会社ルケオ
京葉ガス株式会社
伴走支援によって、どのような課題を解決し、どのような効果が得られたのかを詳しく見ていきましょう。
参考:https://kintone.cybozu.co.jp/material/pdf/banso_catalog.pdf
事例①:株式会社日刊工業新聞社
株式会社日刊工業新聞社は、テクバン株式会社の伴走支援を受け、事業部ごとに分散していた取引情報や顧客情報をkintoneへ集約しました。
同社では、紙の新聞を中心としたビジネスから、イベント・出版・デジタルなどのコンテンツを中心としたビジネスへの転換を進めるなかで、顧客情報を一元的に管理・分析し、効果的な営業活動につなげられるCRMが必要となっていました。
開発にあたっては、同社が作成したRFP(提案依頼書)をベースに、両社が本音で意見を出し合い、実現したい内容の認識をすり合わせています。そのうえで、優先度の高いCRMはウォーターフォール型でスピーディーに構築し、追加修正や新たな用途についてはアジャイル型で改善を重ねました。
結果として、取引情報と顧客情報をkintoneで一カ所に集約し、顧客ごとにスコア化することで、最適なネクストアクションを導き出せるCRMを実現しています。
事例②:株式会社ルケオ
光学製品メーカーの株式会社ルケオは、TOMAコンサルタンツグループ株式会社の伴走支援を受け、紙を中心に行っていた業務のkintone化を進めました。
同社では、生産管理から売上・発注管理、経理業務まで、多くの業務を紙で管理していました。過去の見積書や仕様書を確認する際にも、大量のファイルから目的の書類を探す必要があり、作業負担が大きい状態となっていました。
そこで、はじめに業務の棚卸しと課題の可視化を行い、改善する業務の優先順位を整理しました。その後、TOMAコンサルタンツグループがアプリを作成し、ルケオ社が実際の業務に合っているかを確認しながら、自社に最適な形へ修正しています。
社内への浸透についても、いきなり全社へ展開するのではなく、比較的操作が簡単な業務からkintone化を始め、利用者が操作に慣れてから次の業務へ展開する形で段階的に進めました。
結果として、システム導入に伴う負担が軽減され、作業時間の短縮をはじめとしたコスト削減を実現しています。さらに、バックオフィス領域だけでなく、営業・生産・技術開発など、さまざまな業務へkintoneの活用が広がっています。
事例③:京葉ガス株式会社
千葉県北西部を中心に事業を展開する京葉ガス株式会社は、ペパコミ株式会社の伴走支援を受け、利用部門が主体となってkintoneアプリを作成・改善できる体制を構築しました。
同社では、ペーパーレス化の推進や、小規模な業務システムの迅速な開発、社内外との情報共有の強化、AccessやExcelマクロで作成されたシステムのブラックボックス化など、複数の課題を抱えていました。
一方で、誤った方法でアプリを構築すると、使い勝手の悪いアプリが増え、kintoneの社内定着を妨げる可能性があります。そこで、kintoneに詳しい専門家から正しいアプリの作り方を学び、社内で運用・改善できる人材を育成するため、伴走支援を活用しました。
支援では、現場の習熟度や進め方、学びたい内容をヒアリングしたうえで、京葉ガス独自の教育カリキュラムを作成しています。その後、kintoneの基本操作を学ぶ「4時間半×3日間」のオンラインハンズオン研修を実施しました。さらに、実際にアプリを作成するなかで生じた疑問や課題を相談できるよう、利用部門向けの個別相談会も定期的に開催しています。
こうした支援により、kintoneの基本操作や仕様への理解が深まり、利用部門が主体となって3カ月間で20個以上のアプリを作成しました。各部署で業務効率化が進み、現場主体で継続的に業務を改善できる体制が実現されています。
3社の事例からも分かるように、伴走支援の内容は、システム開発だけに限られません。
業務の棚卸しや優先順位付け、アプリの構築・改善、社内教育まで、自社の課題や運用体制に合わせた支援を受けられる点が大きな特徴です。また、すべてを支援会社へ任せるのではなく、利用企業自身もアプリの確認や修正、運用改善に関わることで、社内にkintoneの知識や業務改善のノウハウを蓄積しやすくなります。
伴走支援パートナーを選ぶ際の3つのポイント
kintoneの伴走支援パートナーを選ぶ際は、次の3つのポイントを確認しましょう。
ヒアリング力・提案力
実績・専門性
料金形態
それぞれについて詳しく解説します。
ヒアリング力・提案力
伴走支援パートナーを選ぶ際は、現場の課題や要望を引き出すヒアリング力と、自社に合った解決策を提示する提案力が重要です。
初回の打ち合わせでは、質問の内容や提案の具体性を確認しましょう。自社の要望をそのまま実現するだけでなく、業務上の課題を整理し、よりよい方法を提案してくれるパートナーが理想です。
実績・専門性
過去の支援実績や、kintoneに関する専門性も確認しましょう。
公式サイトの導入事例などを参考に、自社と近い業種や企業規模での支援実績があるかを確認することが大切です。類似する企業への支援実績があれば、業務への理解が早く、自社に合った提案も期待できます。
料金形態
伴走支援の料金形態には、必要な支援ごとに費用が発生するスポット型と、毎月一定の費用で継続的な支援を受ける定額制などがあります。なお、請負契約や準委任契約など、契約形態によってパートナーの責任範囲や成果物の扱いが異なるため、契約前に確認しておきましょう。
スポット型は、アプリ構築や設定変更など、必要なときだけ支援を受けたい場合に適しています。
一方、定額制は、毎月一定の費用で継続的な相談やアプリ改善を依頼できるため、長期的にkintoneの活用を進めたい場合に適しています。
料金だけで判断せず、支援内容や対応範囲も確認したうえで、自社の目的に合ったパートナーを選びましょう。
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kintoneのパートナーとは?|自社に合ったパートナーを選ぶポイントを解説
まとめ
kintoneの伴走支援は、業務課題の整理からアプリの構築、運用開始後の改善、社内教育までを専門家と一緒に進められるサービスです。
自社だけでは解決が難しい課題についても、専門的なアドバイスを受けながら改善を進めることで、kintoneの導入効果を高められます。また、支援を通じて社内に知識やスキルを蓄積できるため、将来的な内製化にもつながるでしょう。
ただし、対応範囲や得意分野、料金形態はパートナーによって異なります。
ヒアリング力や提案力、過去の実績、支援内容などを比較し、自社の課題や目的に合った伴走支援パートナーを選ぶことが重要です。
kintoneの伴走支援ならルーブピークへ
kintoneは、導入して終わりではなく、実際の業務に合わせて継続的に改善していくことが重要です。
しかし、社内だけで業務課題を整理し、使いやすいアプリを設計・改善していくのは簡単ではありません。
Lubepeak株式会社では、kintoneの導入支援からアプリ開発、運用改善、内製化支援まで、お客様の状況に合わせて幅広くサポートしています。
業務内容や現在の運用状況を整理したうえで、必要な機能や改善方法をご提案するため、「何から手をつければよいか分からない」という段階でもご相談いただけます。
kintoneをより効果的に活用したい方や、自社で改善を続けられる体制を整えたい方は、ぜひ一度Lubepeak株式会社へご相談ください。
Lubepeak株式会社 代表
平井 将吾

~ 経歴 ~
2021年
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社へ新卒入社2022年~2025年
官公庁において、「kintone」の導入で「自治体DX」を多数支援2025年10月~
Lubepeak株式会社を設立。
中小企業のお客様を対象に「kintone」の導入支援を行い、要件整理から運用定着まで一貫支援
<主なサービス>
・ kintone定額開発サービス 「KYOSOU」
・ kintoneプラグイン提供サービス 「Plugin to Peak」2026年1月
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